モロッコ代表を率いるワリド・レグラギ監督がアフリカ勢初のワールドカップ(W杯)ベスト4に進出した喜びを爆発させた。

モロッコ代表は10日、カタールW杯準々決勝でポルトガル代表と対戦。持ち前の堅守で強力攻撃陣のポルトガルをシャットアウトし、準決勝進出を果たした。

この試合を振り返ったレグラギ監督は次のようにコメントした。

「我々はこのW杯においてロッキーのような存在だ。誰もが愛してくれているチームだ。才能やお金がなくても成功できることを世界に示せた。これは奇跡ではない。多くの人はそう言うかもしれないが…。我々はベルギー、スペイン、ポルトガルを相手に無失点で切り抜けて倒した。我々は国民を誇りに思い、アフリカ大陸を誇りに思っている。ロッキーを観ればロッキー・バルボアを応援したいと思うようにね」

さらにW杯優勝についても言及した。

「将来の世代に向けてアフリカのチームがW杯で準決勝に進むことが可能だと示せた。3、4試合前の会見でW杯優勝は無理だと問われた際、私は『何故ですか』と問い返したと思う。我々は夢を見ることができる」