10日、カタールワールドカップの準々決勝で、イングランドとフランスが対戦した。

ワールドカップで40年ぶりの対戦となる両国。いずれもここまで危なげなく勝ち進んできており、ドーバー海峡を隔てたサッカー大国による決戦となった。

先制点を奪ったのはフランス。17分、今季加入したレアル・マドリーで早くも欠かせない選手となっているオーレリアン・チャウメニが唐突に右足を振り抜くと、ものすごい弾道のシュートがゴール左隅へ。22歳MFの超絶ミドル弾でフランスがリードを奪う。

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後半に入って早々の54分、イングランドが追いつく。今大会で目覚ましい活躍を見せているブカヨ・サカがPKを獲得し、キッカーはハリー・ケイン。所属するトッテナムの守護神でもあるウーゴ・ロリスとの読み合いを制して試合を振り出しに戻した。

その後も激しい攻防が続き、延長戦も頭をよぎり始めた78分、アントワーヌ・グリーズマンのクロスからオリヴィエ・ジルー。前回大会優勝を知るベテラン2人のホットラインによりフランスが勝ち越しに成功した。

再びゴールが必要になったイングランドは攻勢を強め、またもPKを獲得。ケインが2度目のキッカーを務めたもののボールはゴール上へと外れてしまった。

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そのまま1点のリードを守り切ったフランスがイングランドを撃破。2大会連続のベスト4進出を決めている。