現地時間12月10日、カタール・ワールドカップ(W杯)の準々決勝で、イングランドはフランスに1―2で敗れ、ベスト8で涙をのんだ。

 痛恨だったのが、ハリー・ケインのPK失敗だ。大エースは54分に得たPKこそきっちりと決め、一度は同点とするゴールを挙げたが、1-2となった84分に再び得た場面では、クロスバーの上を越してしまい、絶好機を逃した。

 それでもジョーダン・ヘンダーソンは、ケインを全面的に擁護。英公共放送『BBC』によれば、試合後のインタビューで「この試合を総括するのは難しいし、適切な言葉を見つけるのも難しい」と悔しさを滲ませつつ、こう語っている。
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「ハリーがどれだけ多くのPKを決めてきてくれたか、どれだけ多くのゴールで貢献してきてくれたか。ここに来るまでにそれは分かっている。彼はこの先、もっと逞しくなっていくだろう。ワールドクラスのストライカーであり、我々のキャプテンでもあるので、必ず立ち直るだろう」

 ケインはこのフランス戦でのゴールで代表通算53得点となり、ウェイン・ルーニー氏と並んで同国の歴代最多スコアラーに。名実ともにイングランド最強ストライカーとなった29歳は、この悔しさを糧に今後さらなる伝説を打ち立てられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部