試合後には真っ先にケインを慰めるシーンも
カタール・ワールドカップ(W杯)の準々決勝でフランス代表はイングランド代表と対戦し、2-1で勝利を収めた。イングランドFWハリー・ケインが終盤のPK失敗でフランスは命拾いしたが、その瞬間のFWキリアン・ムバッペの表情が注目されている。
フランスは前半17分にMFオーレリアン・チュアメニがゴール正面からほぼノーステップの強烈なミドルを決めて先制。後半の立ち上がりにPKを与えてケインの同点ゴールを許したものの、後半32分にFWオリビエ・ジルーのゴールで勝ち越し。その後に再びPKを与えたが、ケインがクロスバーの上に失敗して1点差で逃げ切った。
これで準決勝へと進出したフランスは、前回覇者としては1998年大会のブラジル以来となるベスト4進出。準決勝ではモロッコ代表と対戦する。
2つのPKを与えながらも勝利を収める劇的展開のなか、注目されているのはケインのPK失敗時のムバッペの表情だ。米スポーツ専門局「ESPN」公式ツイッターは「ハリー・ケインのミスに対するムバッペのリアクション」として、豪快に笑うムバッペの姿を投稿。また、英メディア「スポーツ・バイブル」は「キリアン・ムバッペのハリー・ケインに対する無慈悲なリアクションがバズる」と取り上げ、「同情せずに容赦なく笑った」と報じている。
一方で、試合後のムバッペは失意のケインを最初に慰めていた。PKという“絶体絶命”からの生還に、思わず喜びが爆発してしまったようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)