現地時間12月10日、カタール・ワールドカップ(W杯)の準々決勝で、フランスとイングランドが激突。前者が2-1で接戦をモノにし、史上3か国目のW杯連覇へ一歩前進した。

 勝負を大きく左右したのが、84分のシーン。1点ビハインドのイングランドが獲得したこの日2度目のPKだ。54分に一度成功させていたハリー・ケインが再びキッカーを務めるも、キックはクロスバーの上を越え、土壇場で追いつく絶好機を逃したのである。

 思わずケインは捲り上げたユニホームを噛み、がっくり。その一方で、フランスのエース、キリアン・エムバペはこれ以上ないほど満面の笑み――。まるで“スマイルキャンペーン”のポスターを思わせる、あまりに無邪気な表情はSNSで大きな話題となっており、様々なコメントが集まっている。

「可愛すぎだろこの笑顔」
「笑顔完璧すぎて笑ってしまう」
「何度見ても笑える」
「ゴールを決めた時より笑ってるだろ」
「まあその顔になるわ」
「人の不幸は蜜の味」
「俺なら外さないけどね。の顔」
「これは神を畏れる者の笑いではない」
「これは完璧だ。サッカーにモラルを求めるのはもうやめよう」
【画像】もはやポスター!一度見たら忘れられないエムバペのパーフェクトスマイル
 また、英紙『The Sun』によれば、イングランドファンは怒りを露わに。「彼がどれだけバカかを示している」「以前は好きだったが、子どもじみたリアクションは不快」「試合中ずっとゴースト状態だったが、それでも勝ち進めるから笑ってしまうんだろう」といった声が上がっているようだ。

 フランスとイングランドの立場によって、捉え方が180度異なる、まさに天国と地獄のPKだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部