鹿島アントラーズは12日、「MF三竿健斗がポルトガルリーグ1部のサンタ・クララに移籍する」と公式発表した。

三竿健斗は1996年生まれの26歳。東京ヴェルディのユースからトップチームに昇格したあと、2016年に鹿島アントラーズへと移籍した選手だ。

おもに守備的MFとしてプレーし、2017年からはレギュラーとしてチームの中心的な役割をこなしてきた。

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そして今回海外のリーグに挑戦することを決断し、守田英正もプレーしたことがあるサンタ・クララに加入することになったそうだ。

三竿健斗

「19歳でアントラーズの一員になってから7年間、限られた人にしかできない経験をたくさんしました。うれしいことよりも悔しい、苦しい時間の方がたくさんありましたが、その分選手、人間として大きく成長できたと思っています。

『鹿島アントラーズ』というクラブを外から見ていた時はタイトルを獲っているのが当たり前で、簡単に獲ってしまうという風に見えていました。

ですが、当たり前に見えているものが当たり前ではない、タイトルを1つ獲ることがどれだけ苦しくて難しいものかということを身をもって知ることができました。

ここで数々の偉大な選手たちとともに日々プレーし、最高のアントラーズファミリーの皆さんとタイトルを獲得して喜びを分かち合えた時間は本当に幸せでした。近年、そういった喜びをファミリーの皆さんと味わうことができない中での移籍はすごく悩みました。

それでも最後、人生を振り返った時に後悔をしない選択を考えた結果、移籍をする決断をしました。『この決断をして正解だった』と言えるよう、子どもの頃から夢だったヨーロッパで成功するという新たな挑戦をします」