クロアチア代表を率いるズラトコ・ダリッチ監督が、13日に行われるFIFAワールドカップカタール2022の準決勝・アルゼンチン代表戦の前日会見に出席。現在のチーム状況や決勝進出をかけた大一番に向けた意気込みなどを語った。

 2大会連続でのベスト4進出を果たしたダリッチ監督は、アルゼンチンとの試合を前に「2度も準決勝に進出したことは大きな成果だと思っている。偉大なアルゼンチンと、レオ・メッシと対戦することになるが、彼らの方がプレッシャーを感じているだろう。我々は彼らがどのようにプレーし、試合を進めていきたいかを理解しているけど、私はいつも通り楽観的だ」とコメント。

 決勝トーナメントに入って2試合連続で延長戦とPK戦を戦っているクロアチアだが、ダリッチ監督は「強度や活力の話はしていない。それは聞かなくてもわかることだ。我々はどれだけの強度と活力が必要なのかをわかっているし、そのための準備はできている。チームに大きな問題はない。答えはわかっているから、選手たちにも疲れているかは聞いてない」と述べ、今回の一戦でもベストを尽くすことを誓った。

 また、アルゼンチン戦に向けては、「我々が彼らのスタイルに合わせることはない。オランダ戦では多くのデュエルと緊迫した状況が見られたが、その状況はなんとしても避けたいし、レフェリーが試合をコントロールしてくれることを望んでいる」と主張。クロアチアがアルゼンチンに3-0で勝利した4年前のロシア大会との比較に関しては、次のように続けた。

「この試合はロシアでの試合とは異なるものになるだろう。あの時はうまくプレーできたが、同じようになるとは限らない。両チームともベストを尽くし、クオリティの高い試合になることを期待している」。