FIFAワールドカップカタール2022・準決勝のアルゼンチン代表vsクロアチア代表が13日にキックオフを迎える。同試合において、リオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン/フランス)がワールドカップの歴代最多出場試合数に並ぶ可能性が高まっている。
5大会連続でワールドカップに出場した母国初の選手となっているメッシは、今大会が「最後のワールドカップになる」と明言している。英雄の“ラストダンス”を優勝で飾ろうと動き出したアルゼンチン代表だったが、グループC初陣のサウジアラビア代表戦でまさかの敗北。それでも、第2節のメキシコ代表戦を2-0で制すと、第3節のポーランド代表戦も2-0で完勝し、首位でのグループ突破を果たした。決勝トーナメント1回戦ではオーストラリア代表に2-1、準々決勝ではオランダ代表にPK戦の末に勝利を飾り、優勝まで残り2勝となっている。
メッシはグループC第3節のポーランド代表戦にて、ディエゴ・マラドーナ氏の保持していたアルゼンチン代表選手のワールドカップ歴代最多出場試合数を上回っていた。オーストラリア代表戦、オランダ代表戦を経て、現在メッシのワールドカップ出場試合数は「24」となっている。クロアチア代表との準決勝もスタメン出場が確実視されているが、仮に出場した場合、元ドイツ代表MFローター・マテウス氏が保持している大会の歴代最多出場記録「25」に並ぶこととなる。
また、アルゼンチン代表は勝った場合に決勝戦が、負けた場合も3位決定戦が組まれている。レッドカードによる出場停止や負傷などのトラブルに見舞われない限り、メッシはクロアチア戦の次の試合も問題なく先発に入る可能性が高い。残りの2試合に出場すれば、メッシはマテウス氏の記録を塗り替えることが可能だ。
まずは準決勝のクロアチア代表戦に出場し、母国を勝利に導けるかに注目が集まるだろう。試合は日本時間で13日の28:00(14日の4:00)キックオフ予定。テレビ朝日系列およびAbemaで生放送される。