アルゼンチンFWメッシのドリブル突破を本田が解説

 現地時間12月13日のカタール・ワールドカップ(W杯)準決勝でアルゼンチン代表とクロアチア代表が対戦し、アルゼンチンが3-0と完勝した。「ABEMA」で解説を務める元日本代表MF本田圭佑は、アルゼンチンFWリオネル・メッシが見せた華麗ドリブルからのアシストを絶賛している。

 試合は前半32分、PKからメッシが沈めてアルゼンチンが先制。さらに前半39分、カウンターからFWフリアン・アルバレスが追加点を奪って2-0とリードを広げた。

 後半24分、右サイドでボールを持ったメッシがDFヨシュコ・グヴァルディオルと対峙。ドリブルで縦への突破を試みたなか、グヴァルディオルも粘り強く付いて対応する。ここで一度立ち止まったメッシだったが、その場でくるっとターンして再び縦への突破を図り、そのままエリア内に侵入し、最後はアルバレスのゴールをアシストした。

 本田はメッシの“2段階ドリブル突破”に着目。「若かりし頃のメッシやったら、1本目抜いたら止まることなくあのアシストをしていた。今のメッシはあそこで追い付かれる。追い付かれて一回止まる。もう一回自分の間合いで同じ仕掛けして、突き放してアシスト」と、メッシが見せた妙技を解説。最後は「この35歳のまだ世界一のプレーヤーの突破の仕方」と感嘆の声を上げていた。

 試合はアルゼンチが3-0と快勝し、2大会ぶりの決勝進出を果たした。(FOOTBALL ZONE編集部)