アルゼンチン代表FWフリアン・アルバレス(マンチェスター・C/イングランド)が、13日に行われたFIFAワールドカップカタール2022・準決勝のクロアチア代表戦を振り返った。13日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。

 2大会ぶりの決勝進出を目指しクロアチア代表との準決勝に臨んだアルゼンチン代表。拮抗した展開が続く中で迎えた34分、アルバレスが獲得したPKをリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン/フランス)が沈め先制すると、その5分後にはアルバレスがピッチ中央からドリブルで独走し、最後はGKとの1対1を制して追加点をマーク。69分にはメッシのお膳立てから再びアルバレスがネットを揺らし、最終的には3-0でアルゼンチン代表が快勝した。

 全3得点に絡む活躍を見せ、チームの決勝進出に大きく貢献したアルバレス。「僕たちは素晴らしい試合をすることができた。個人としてもチームとしてもとても満足しているよ。望んでいた決勝戦に進出することができた。日曜日(18日の決勝)でも素晴らしいゲームを戦いたいよ」と勝利の喜びを語った同選手は、ピッチ中央から相手ゴール前まで独力で持ち運んだ自身の1点目について次のようにコメントした。

「ボールを持ってドリブルを始めた時、何人かのチームメイトが交差するように動いているのを見たんだ。相手選手に捕まりそうになり、実際に何人かの選手と交錯したが、幸運にもボールは僕の元に残った。ゴールを決めることができて安心したよ」

 36年ぶり3度目のW杯制覇まであと1勝と迫ったアルゼンチン代表。アルバレスは「この勝利は国全体、みんなにとっての喜びだ。僕たちがこれまで達成してきたことにはとても満足しているよ」とコメントしつつ、「僕たちはさらなる高みを目指しているよ」と優勝への意気込みを語った。

 決勝は現地時間18日に行われ、アルゼンチン代表はフランス代表vsモロッコ代表の勝者と対戦する。