FIFAワールドカップカタール2022・準決勝が13日と14日に行われた。
13日の対戦カードでは、アルゼンチン代表とクロアチア代表が対戦。試合が序盤からクロアチア代表がボールを保持してチャンスをうかがっていく。しかし、アルゼンチン代表はエンソ・フェルナンデスのスルーパスからチャンスを作ると、抜け出したフリアン・アルバレスが倒され、PKを獲得した。このPKをリオネル・メッシが確実に仕留め、アルゼンチン代表が34分に先手を取っている。直後にはカウンターの流れからアルバレスが独走し、最後はGKもかわして追加点を記録。後半にはメッシの突破からアルバレスが自身この日2点目を決め、試合を決定付けた。3-0で勝利したアルゼンチン代表が2大会ぶりに決勝戦に駒を進めている。
一方、14日には前回大会の覇者であるフランス代表が、アフリカ史上初のベスト4進出を果たしたモロッコ代表と対戦。試合は5分にフランス代表が先制する。ラファエル・ヴァランのスルーパスに抜け出したアントワーヌ・グリーズマンが中央へ折り返すも、キリアン・エンバペのシュートは相手DFに阻まれる。しかし、こぼれ球をテオ・エルナンデスがボレーシュートで叩き込んだ。その後はモロッコ代表が多彩な攻撃を見せたものの、フランス代表の堅い守りをこじ開けるには至らない。このまま終盤に差し掛かると、79分には細かいタッチでペナルティエリア内に侵入したエンバペがファーサイドへ繋ぎ、最後はランダル・コロ・ムアニが押し込んだ。試合はこのまま終了し、フランス代表が2大会連続の決勝戦進出。史上3カ国目の大会連覇に王手をかけた。
この結果、18日に行われる決勝戦の対戦カードは「アルゼンチン代表vsフランス代表」に決定した。アルゼンチン代表が36年ぶりの優勝を果たし、“最後のワールドカップ”に挑むメッシが初の栄冠に輝くのか。それとも、1958年スウェーデン大会と1962年チリ大会でブラジル代表が成し遂げて以来、フランス代表が大会にとって60年ぶりの連覇チームとなるのか、大きな注目が集まる。
また、17日に行われる3位決定戦の対戦カードは「クロアチア代表vsモロッコ代表」に決定。今大会、両チームはグループFの初陣で1度顔を合わせており、当時はスコアレスドローで終わっていた。決勝戦、3位決定戦ともに試合は24:00にキックオフを迎える。
準決勝の結果、3位決定戦および決勝戦の対戦カードは下記の通り。
■準決勝
▼12月13日開催
アルゼンチン代表 3-0 クロアチア代表
▼12月14日開催
フランス代表 2-0 モロッコ代表
■3位決定戦
12月17日 28:00〜 クロアチア代表vsモロッコ代表
■決勝戦
12月18日 28:00〜 アルゼンチン代表vsフランス代表
※キックオフ時間はすべて日本時間