スペイン代表の主将セルヒオ・ブスケッツがカタール・ワールドカップを最後に同代表からの引退を発表した。

 ブスケッツは、2009年4月に南アフリカ・ワールドカップ(W杯)のヨーロッパ予選・トルコ代表戦でA代表デビュー。2010年の南アフリカW杯、2012年の欧州選手権ではタイトル獲得に貢献した。また、国際Aマッチでは143試合に出場しており、通算出場試合数はスペイン歴代3位となっている。

 スペインの主将としてカタールW杯にも出場したブスケッツ。チームはラウンド16でPK戦の末にモロッコに敗れ、大会をあとにした。

 そんなブスケッツは、カタールW杯を最後にスペイン代表引退を発表。現地時間12月16日に自身のインスタグラムを更新し、これまでの代表チームでの活躍を収めたムービーとともに、メッセージを綴った。
 
「この長い道のりを共に歩んでくれたすべての人に感謝している。代表デビューの機会を与えてくれたビセンテ・デル・ボスケから、最後の1秒まで楽しませてくれたルイス・エンリケまで。また、信頼してくれたフレン・ロペテギ、フェルナンド・イエロ、ロベルト・モレノ、そして彼らのスタッフたちにも感謝したい。

 もちろん、チームメイト一人ひとりにもだ。彼らは、スペインをふさわしい場所に連れて行こうと、常にすべてを捧げ、最高のプライドを持って一緒に戦った。

 僕は遠征をサポートしてくれた方々も誰一人として忘れたくない。同じくらい重要な存在だ。また、会長、理事、スポーツディレクター、何らかの形で連盟の一員となってくれた人たちにも。

 そしてファンの皆さんへ。日々のサポート、特に物事が思い通りに進まない時こそ、皆さんが最も必要とされ、僕たちはより団結しなければならないのです。ありがとう。

 もちろん、最も大切な家族にも。どんな時も、どんな決断も、僕を支えてくれて、ベストを尽くせた。

 国を代表して世界とヨーロッパのチャンピオンになり、キャプテンを務め、多くの試合に出場し、成功を収めた。常に全力を尽くして、誰もが自分の重要性を感じ、助け合って同じ目標に向かって戦い、特別で忘れがたい歴史的な経験ができた」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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