【FIFA ワールドカップ カタール 2022・決勝トーナメント3位決定戦】クロアチア2-1モロッコ(日本時間12月18日/ハリーファ国際スタジアム)
カタールの夜空を“バットマン”が華麗に飛んだ。その体勢はあまりに美しく豪快で、ABEMA視聴者からは「きれいすぎる」「あの距離ですげえ威力」といった声も。今大会で最も評価を上げたDFグバルディオルの嬉しいW杯初得点はそんな一撃だった。
クロアチアは0-0で迎えた7分、敵陣でFKを獲得した。モドリッチがボールを跨ぐとこれにモロッコの選手がつられ、マイェルはフリーになっていたペリシッチを狙う。すると、ニアサイドに膨らんだペリシッチが中へとボールを折り返し、最後はボックス内に入ってきたグバルディオルがダイビングヘッド。これがポストをかすめるようにしてネットを揺らし、見事にデザインされたFKからクロアチアが先制した。
見事なサインプレーではあったが、注目すべきはシュート自体の芸術点の高さだろう。ペリシッチからのパスはやや前方に飛んだため、グバルディオルは必死に体を投げ出して半ば強引にボールを押し込んだ。相手GKボノも懸命に反応したが、これ以上ないほど完璧なコースに飛んだため防ぐことはできなかった。
そんな華麗かつ豪快な一撃には、視聴者も「きれいすぎるヘディング」「あの距離ですげえ威力」「ビッグクラブ確定や」などと反応。また、鼻骨を骨折しながらダイビングヘッドをしたグバルディオルに「顔大丈夫なん」「ホンマに顔面怪我してんのかこの人」と心配や驚愕する声もあった。
20歳のグバルディオルにとっては、これがワールドカップ初得点。選手としての市場価値をぐんと上げた今大会のラストマッチを締めくくる上で、これ以上ない嬉しい結果となった。
(ABEMA/FIFAワールドカップ カタール 2022)