オランダ代表としてW杯に出場したデ・ヨング
22-23シーズンの夏の移籍期間中、常に話題の中心にいたバルセロナ所属MFフレンキー・デ・ヨングの移籍報道。候補はアヤックス時代の恩師であるエリック・テン・ハーグがいるマンチェスター・ユナイテッドだった。
ユナイテッドも中盤の獲得を目指しており、乗り気だった。バルセロナも財政難に悩まされており、高給取りとなるデ・ヨングを売却したかった。クラブ同士の意思は一致していたが、デ・ヨングが移籍を拒否。ユナイテッド行きは望まず、結局残留となった。
ユナイテッドはデ・ヨングを移籍市場終盤に諦め、ターゲットを変更。レアル・マドリードからカゼミロを獲得した。30歳と今後長く活躍を期待できる年齢ではないが、即戦力としてユナイテッドの中盤にフィット。守備とビルドアップを大幅に改善して見せた。
英『BBC』によると、以前はユナイテッド移籍を拒否していたデ・ヨングだが、現在はユナイテッド行きに前向きな姿勢を示しているという。どうやらテン・ハーグ監督に移籍の意思を伝えたようだ。
ユナイテッドの中盤はカゼミロ、フレッジ、ドニー・ファン・デ・ベーク、スコット・マクトミネイ、クリスティアン・エリクセンの5人がいる。ファン・デ・ベークは既に出場機会を失っており、エリクセンを前のポジションで使うことになればボランチとして獲得できる。
デ・ヨングはバルセロナで地位を確立できていない。インサイドハーフではペドリ、ガビよりも序列は下であり、プレシーズンマッチではセンターバックで起用されることもあった。アヤックスを離れてからは伸び悩む時期が続いており、恩師との再会で飛躍を掴みたい。