アルゼンチン代表の凱旋パレードは安全面の問題から急遽中断となったようだ。20日、イギリスメディア『BBC』など複数メディアが伝えている。

 18日に行われた決勝戦でフランス代表との死闘を制し、36年ぶり3度目の優勝を果たしたアルゼンチン代表は、首都ブエノスアイレスで優勝パレードを実施。政府が20日を祝日になることを宣言したこともあり、パレードには推定400万人が集結した。

 アルゼンチン代表の選手たちはオープントップのバスでパレードを開始したものの、熱狂的なファンたち影響でバスはなかなか進むことができず。さらにSNS上では選手を乗せたバスが橋の下を通過した際にファンがバス最上部へと飛び乗ったところも拡散されるなど、選手たちの安全面も懸念されたことから中断を余儀なくされたようだ。

 この事態を受け、アルゼンチンサッカー連盟(AFA)は「アルゼンチン代表の選手たちは街に集まった大勢のファンたちの上空をヘリコプターで飛んでこの祝祭を締めくくった。人混みの中をバスで進み続けることができないと確認した上で判断した」と声明を発表している。