「REVISIO株式会社」がカタール大会で「どの試合が特に観られていたか」を調査
カタール・ワールドカップ(W杯)はアルゼンチン代表の36年ぶり優勝で幕を閉じ、森保一監督に率いる日本代表がドイツ代表、スペイン代表とW杯優勝経験国を破ったことでも話題を呼んだ。家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンの「視られている量」を測る「REVISIO株式会社」は、カタールW杯でどの試合が特に見られたのかをまとめている。
「注目度」とは、テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合を表わし、シーンに注目している度合いが分かる。
一番視聴者が釘付けになったのは、現地時間12月1日に放送された日本代表×スペイン代表戦(注目度72.3%)だったという。グループリーグのドイツ代表戦、コスタリカ代表戦、決勝トーナメント1回戦のクロアチア代表戦を含め、日本代表のカードが上位を占め、フランス代表とアルゼンチン代表による決勝戦が5位(64.6%)となった。
上位を占めた日本の試合の中で、視聴者が一番注目して見ていたのはスペイン戦。スペイン戦は世帯視聴率こそ下がったものの、早朝の時間帯であったことや、「ABEMA」でも試合を見ていた人がいたと考えられるという。それでも、注目度はドイツ代表戦、コスタリカ代表戦と比較しても高く、グループリーグ最後の試合の結果がどうなるか、テレビに釘付けになっていたことが見て取れる。
また、W杯全体を通して一番注目して見ていた世代は、50歳以上の男性(MF3層)。次いで男性の35~49歳(MF2層)がよく見ており、MF1層(男女20~34歳)はテレビのみならず、本田圭佑の解説で話題になった「ABEMA」やパブリックビューイングでの観戦も多かったようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)