日本×スペインは注目度72.3%で今大会トップ
カタール・ワールドカップ(W杯)はアルゼンチン代表の36年ぶり優勝で幕を閉じ、森保一監督に率いる日本代表がドイツ代表、スペイン代表とW杯優勝経験国を破ったことでも話題を呼んだ。家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンの「視られている量」を測る「REVISIO株式会社」は、最も視聴者が釘付けになった日本代表×スペイン代表戦で、どの瞬間が“ピーク”だったかを紹介している。
「注目度」とは、テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合を表わし、シーンに注目している度合いが分かる。一番視聴者が釘付けになったのは、日本時間12月2日に放送された日本代表×スペイン代表戦(注目度72.3%)だったという。
日本代表×スペイン代表戦は日本時間12月2日午前3時40分から番組がスタートした。午前4時のキックオフから、試合終了後のインタビューも含めた午前6時30分までの時間で、視聴者の注目したシーンがどこかを分析しており、視聴者が一番注目したのは試合開始から7分が経過した、4時7分頃。日本代表のMF伊東純也がシュートを放ち、惜しくもゴールの外側のネットを揺らしたシーンだった。
4時16分に、日本代表が先制点を許した後、スペイン代表が巧みなパス回しで日本代表のゴールに迫ってこようとするシーンで注目度が上昇。もう失点されたくないと願うサポーターがテレビ画面に釘付けになっていたことが想像できる。
4時46分頃からは、ハーフタイムの時間帯。この時間帯は注視率・世帯視聴率とともに落ちているものの、注目度では50%台、世帯視聴率では20%台と、平常時よりも高い視聴を維持していた。
後半で視聴者が注目したのは5時53分頃で、アディショナルタイムが始まった時間。アディショナルタイムが始まると徐々に注視は落ちる傾向にあった。
早朝にもかかわらず世帯視聴率は30%に迫るほどで、注目度も高い水準を維持していたことが分かる結果となった。(FOOTBALL ZONE編集部)