森保一監督がオンライン取材に対応、3月のキリンチャレンジカップに言及

 ヨーロッパで視察を行っている日本代表の森保一監督が2月8日にオンライン取材に応じ、3月に開催されるキリンチャレンジカップに向けて、カタール・ワールドカップ(W杯)を戦ったメンバーがベースになる考えを明かした。

 カタールW杯で2大会連続のベスト16進出を果たし、4年後のW杯へ契約延長が決まった森保監督。現在はヨーロッパ各国を回り、選手たちのプレー視察やW杯に出場した選手たちとの意見交換を行っている。

 第2次森保ジャパンは、3月のキリンチャレンジカップから活動をスタート。メンバーについては「まずは、W杯で経験した選手たちを中心に、新戦力もたくさんリストアップできると思います。W杯のメンバーには、選ぶことができなかった選手も、そこに入ってきてもおかしくない選手がたくさんいた。ベースはW杯の選手になるかもしれないですが、より幅広く選手たちを見て、メンバー編成をしたい」とコメントした。

 3月23日に東京の国立競技場で行われる試合の相手は決まっていないが、28日に大阪のヨドコウ桜スタジアムで対戦する相手はコロンビア代表と発表された。日本はコロンビアに通算成績で1勝1分3敗と負け越しているが、森保監督は「コロンビアは、非常に世界的にも強いチームだと思いますし、過去の対戦成績も我々にとって分が悪い結果が出ています。ここで2026年のW杯に向けて、チームの強化ができるように、そして招集した選手たちの個の力を上げられるように戦っていきたい。まずはホームで戦うなかで、勝利で、サポーターの皆さんに喜んでもらえるように挑みたいなと思います」と、勝利を誓っている。

 カタールW杯後、横内昭展氏と上野優作氏がチームを離れ、新たにコーチとして元日本代表の名波浩氏と前田遼一氏を迎えた森保ジャパン。カタールW杯で高まったサッカー熱を、さらに持続させるためにも、3月のキリンチャレンジカップは重要な2試合となりそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)