アニメ「東京リベンジャーズ」は、「週刊少年マガジン」にて和久井健氏が連載していた「東京卍リベンジャーズ」を原作としたタイムリープサスペンス作品です。タイムリープを繰り返すたびに現代が変化するという切り口で人気を博し、コミックスの累計発行部数は7000万部を突破しています。
2021年に4月にスタートしたアニメ「東京リベンジャーズ」は、9月までに全24話が放送されました。同年7月に公開された実写映画は大ヒット、続編となる映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」前編が2023年4月に公開されました。2023年1月7日からアニメ2期「聖夜決戦編」が放送中され、「天竺編」が制作されることも決定しています。
そんな「東リベ」の人気を支えるのが、敵役も含めた魅力的なキャラクターたちです。この記事では「謎多き男」として知られる半間修二(はんま しゅうじ)を解説。年齢・身長・声優や黒幕説についても紹介します。
目次
- 半間修二が登場する人気アニメ「東京リベンジャーズ」とは
- アニメ「東リベ」半間修二の基本情報!声優や身長・年齢など
- 「東リベ」半間の特徴1:芭流覇羅を立ち上げた人物
- 「東リベ」半間の特徴2:両手に入れた「罪」と「罰」の刺青がトレードマーク
- 「東リベ」半間の特徴3:マイキーの蹴りをガードするほどの実力者
- ツイッター上でささやかれる半間黒幕説とは?
- 半間修二の人気は?
- アニメ「東京リベンジャーズ」半間修二の情報まとめ
半間修二が登場する人気アニメ「東京リベンジャーズ」とは
東京リベンジャーズは、主人公の花垣武道(はながき たけみち/タケミチ)がタイムリープを繰り返し、中学時代の彼女・橘 日向(たちばな ひなた/ヒナ)が死亡する未来を変えようとする物語です。
タケミチはバイトでミスばかりしている26歳のダメダメフリーター。毎日代わり映えの無い日々を過ごしていましたが、ある日、何者かに駅のホームから突き落とされて電車にひかれかけます。しかし、その瞬間にタケミチはタイムリープ能力に目覚め、中学時代に戻ることになります。タケミチはこのチャンスを活かし、現代でヒナを殺した巨悪組織・東京卍會(とうきょうまんじかい)を内部から変える決意をします。
己の弱さに打ち勝ち、未来を変えようとするタケミチの姿や、個々の信念を持った数々のキャラクターたち、過去を変えても簡単に解決しない事件など、見どころがたくさんある作品です。なかでも、タケミチが文字どおり身体を張って人生のリベンジを成し遂げようとする姿は、本作必見のポイントです。
アニメ「東リベ」半間修二の基本情報!声優や身長・年齢など
半間は、細身の長身とひょうひょうとした雰囲気、そして腹の底が読めない雰囲気をまとっている謎多き人物です。初登場は第9話の8.3抗争のとき。かつての総長・長内信高(おさない のぶたか)に代わり、暴走族集団である愛美愛主(メビウス)を率いる仮総長として、タケミチたちの前に現れ、「東卍潰し」を宣言します。
性格は狡猾で、長内を失った愛美愛主を短期間のあいだにまとめ上げたほどのカリスマ性も併せ持ちます。ケンカにおいては積極的に前線で戦うタイプではありませんが、龍宮寺堅(りゅうぐうじ けん/ドラケン)と渡り合えるほどの実力を持っています。
半間の狡猾さはファンたちのあいだでも、「黒幕って半間が有力なのかな?」と「黒幕説」が流れるほどです。自分が動くよりも人を動かすタイプで、場面を変えながらタケミチの前にたびたび登場する、得体の知れない人物です。
半間修二の基本情報【プロフィール】
■所属チーム 芭流覇羅副総長
■身長 192cm(過去)
■体重 70kg
■年齢 16歳(高1、過去)
■誕生日 1989年10月27日
■星座 さそり座
■血液型 AB型
■イメージカラー 紫
■好きなもの ゾクゾクすること
■嫌いなもの 自分以外
■特技 人の歯を折ること
■尊敬する人、憧れの先輩 おごってくれるパイセン
■夢 奴隷を100人はべらせて起きてから寝るまでめんどくせーこと全部やらせたい
■武勇伝(または失敗談) 動体視力がいいからどんな人間のパンチもクリーンヒットは食らわねえ(マイキーは人外)
■お気に入りの場所 乱闘中
※一部ネタバレ要素を伏せています
(出典:東京卍リベンジャーズ キャラクターブック 天上天下)
半間は「だりぃ」が口癖なほどの面倒くさがりで、第9話での初登場時のセリフも「だりぃ」です。積極的に仕掛けるタイプではありませんが、ずば抜けた動体視力の持ち主で、ケンカになると強いという、緩い雰囲気とのギャップがあります。
基本的に自分大好き人間で、裏を返せば自分以外にまったく興味がありません。他人のことなどお構いなしで、特技の「人の歯を折ること」からも分かるように、ケンカの場面では容赦なく暴力をぶつけてくるほど苛烈です。第9話では「逃げたら追い込みかけて歯全部なくなるまでボコるかんな!!?」というセリフを吐いていました。
半間修二の基本情報【アニメ版声優】
半間の声優を担当するのは、81プロデュース所属の江口拓也(えぐち たくや)さん。半間以外のキャラクターでは、「機動戦士ガンダムAGE」のアセム・アスノ役や、「バキ」の花山薫役、「SPY×FAMILY」のロイド・フォージャー役などを担当しています。
江口さんはさまざまなキャラクターに対応できるオールマイティな声質の持ち主で、アセムのような少年ボイスから花山のような低音ボイス、さらには爽やかな青年ボイスまで幅広い役柄で活躍しています。
ちなみに、大ヒット映画「劇場版『鬼滅の刃』 無限列車編」でも、結核の青年役として登場しています。半間の声と聴き比べてみると、その演技の差に驚くかもしれませんね。
半間修二の基本情報【実写映画版キャスト】
実写映画「東京リベンジャーズ」で半間修二を演じているのは、俳優の清水尋也(しみず ひろや)さんです。2012年に俳優デビューし、TVドラマ「高校入試」や「放課後グルーヴ」、映画「陽だまりの彼女」などに出演。中島哲也監督の「渇き。」では凄惨ないじめに遭う少年“ボク”役を演じました。また、宮部みゆき原作、成島出監督の「ソロモンの偽証」2部作では殺人を疑われる不良生徒を演じました。その後も朝ドラ「おかえりモネ」や、映画「さがす」など、話題作に続けて出演しています。
映画「東京リベンジャーズ」では、髪型や雰囲気が半間修二にそっくりと話題になりました。
「東リベ」半間の特徴1:芭流覇羅を立ち上げた人物
アニメ「東京リベンジャーズ」1期のクライマックスとなる芭流覇羅(バルハラ)との抗争。その芭流覇羅を立ち上げた張本人こそが半間です。8.3抗争時にまとめた愛美愛主のメンバーを母体とし、佐野万次郎(さの まんじろう/マイキー)に敵意を持つ、羽宮一虎(はねみや かずとら)たち「反東卍勢力」と合流して、約300人もの巨大チームを作り上げました。
しかし、芭流覇羅を自ら作りあげたにも関わらず、半間が就いたポジションはトップではなくナンバー2の副総長。その後も、総長空席の状態で芭流覇羅を動かしていたことから、芭流覇羅は頭不在のチーム、「首の無い天使」と呼ばれるようになります。
「東リベ」半間の特徴2:両手に入れた「罪」と「罰」の刺青がトレードマーク
半間の両手の甲には右手に「罰」、左手に「罪」の刺青が入っています。現代で登場した大人の半間の手にもあることから、半間のトレードマークとしてファンたちからも親しまれています。
ツイッター上では「最初見たとき普通にダサいと思ってたけど見ていくうちにそこも含めて好きになった。」「28歳になっても手の甲に罪と罰の刺青ついてるのかわいすぎて好き」など、否定的な見解が前提にありつつも、逆にそこが魅力的だと愛されている様子が見られます。この刺青に意味があるのか、ただのファッションなのかは現時点では不明です。
「東リベ」半間の特徴3:マイキーの蹴りをガードするほどの実力者
アニメ24話を通して、マイキーの蹴りを軽々とガードしたのは半間ただ1人です。8.3抗争の初登場の際に、マイキーの突然の蹴りをとっさにガードしたさまは、これまでに登場したキャラとの実力の差を感じさせる印象的なシーンです。
また、第19話の血のハロウィンでドラケンと戦っていた場面では、ドラケンの全力のパンチを受けて吹き飛ばされるものの、きっちりと耐えきり、見た目以上にタフな一面も見せます。ただ、第21話の血のハロウィンのクライマックスではマイキーに蹴り倒されているシーンもあり、公式キャラクターブックにも「マイキーは人外」とも書かれていることから、完全にマイキーのような実力者に対応できるわけではないようです。
ツイッター上でささやかれる半間黒幕説とは?
前述した半間の狡猾な性格のところでも軽く触れましたが、Twitter上では「半間黒幕説」もささやかれています。具体的には、「半間がヒナ殺害に関する一連の事件の黒幕ではないか」という説です。
真偽は定かではありませんが、ドラケン襲撃に関わっていたことや、愛美愛主を母体に芭流覇羅を立ち上げ東京卍會を潰しにかかったこと。また、つねに事件の陰にいて誰かを支持していることから、稀咲鉄太(きさき てった)に代わる黒幕ではないかとファンから疑いの目を向けられているのです。実際にTwitterのコメントを見ると「半間はタイムリーパーなんじゃ…」「稀咲にばかり目が行ってたけど序盤からヤバいのあいつだったな…」といったコメントが複数見受けられます。
ただ、半間黒幕説には、反対意見もTwitter上に複数見られます。「動機がないのでは」「楽しいと思うことに手貸すだけのイメージ」など、半間はあくまで快楽主義者にすぎないと考えているファンも多いようです。
8.3抗争後の現在でも登場?半間に残る黒幕疑惑
第12話の8.3抗争後にタケミチが現代へ戻ったシーンでは、なぜか現代の半間が突如タケミチの前に現れます。この唐突すぎる登場シーンこそが、半間黒幕説を助長する大きなポイントになっています。
このときの半間の言動には、意味深かつ謎に包まれた部分が多く、見方によっては未来を知っていたようにも取れます。そのため、半間が黒幕であり、なおかつタイムリーパーではないかという考え方が出ていたようです。
Twitter上では「意味深な言葉を言っている。黒幕のタイムリーパーだと思う」「最初から知っていたような言い方で怪しい」などのコメントが見られ、このシーンをから「半間黒幕説」を疑い始めたファンが複数いることが分かります。
ただ、このときの言動はほかの解釈でも説明がつくと、タイムリーパー説を否定しているファンもいます。半間黒幕説・半間タイムリーパー説は賛否両論で、いまもなおファンたちの議論のポイントとなっています。
半間修二の人気は?
半間は、「週刊少年マガジン」2022年47号で発表された人気投票にて622票を獲得し、第17位にランクインしました。半間はアニメでも敵役としての登場が多く、稀咲とつねに行動をともにしていました。ファンには悪いイメージを持たれているかと思いきや、意外にも人気が高く、第21位の稀咲の倍近い票が集まりました。
SNSでは、「半間君が1番好き」「半間君に1億票入れます」などといった熱烈なコメントが見られ、「顔がいい」という声もありました。
アニメ「東京リベンジャーズ」半間修二の情報まとめ
半間はひょうひょうとした雰囲気とケンカの強さのギャップ、そして事件を陰から操る狡猾さを要所で見せ、ファンから正体を怪しまれている謎の多い人物です。半間は本当に黒幕なのか、それともただの快楽主義者なのか、諸説あれども明確な答えは出ていません。
Twitterに投稿された考察の多さからも、半間への注目度の高さをうかがい知れます。今後の半間の言動も、ファンたちの議論の材料となりそうです。
事件の謎を自分なりに推理するのも「東京リベンジャーズ」の楽しみ方の一つ。この記事で半間があらためて気になったら、改めてアニメで半間の言動を振り返ってみましょう。
(C)和久井健/講談社 (C)2020 映画「東京リベンジャーズ」製作委員会
(C)和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会
出演声優がMCを担当!『声優と夜あそび2023』情報
■灰谷竜胆役・下野紘さんが火曜MCを担当『声優と夜あそび2023』
■灰谷蘭役・浪川大輔さん&九井一役・花江夏樹さんが木曜MCを担当『声優と夜あそび2023』
■稀咲鉄太役・森久保祥太郎さんがウォーカーズMCを担当『声優と夜あそび2023』
「東京リベンジャーズ」原作漫画