アニメ「東京リベンジャーズ」は、累計発行部数7000万部を超える和久井健氏の原作漫画「東京卍リベンジャーズ」の第1話~第73話までを描いた作品です。2021年4月~9月までに全24話が放映され、2期となる「聖夜決戦編」が2023年1月から放送されました。さらに10月からは「天竺編」が放送予定です。
また、2021年7月に公開された実写映画は大ヒットし、その続編となる映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』が前後編2部作にて、2023年4月21日より前編〈運命〉が公開、2023年6月30日に後編〈決戦〉の公開が予定されています。
アニメ「東京リベンジャーズ」に登場する龍宮寺堅(りゅうぐうじ けん/ドラケン)は、佐野万次郎(さの まんじろう/マイキー)が総長をつとめる東京卍會(とうきょうまんじかい)の副総長です。大柄な体格と、金の辮髪(べんぱつ)が特徴的なキャラで、物語の展開に深く関わるキーパーソンの1人です。
今回はドラケンの基本情報や過去をおさらいしながら、ドラケンとマイキー、エマとの関係を分かりやすく解説していきます。さらに、主人公の目標でもある「ドラケンの死亡ルートは回避できたのかどうか」まで、詳しく掘り下げていきます。
目次
- ドラケンが登場する人気アニメ「東京リベンジャーズ」とは
- アニメ「東リベ」ドラケンの基本情報!声優や誕生日など
- ドラケンの過去とは?
- ドラケンとマイキーとの関係は?
- ドラケンとエマとの関係は?
- ドラケンが死亡するルートとは?
- ドラケンとほかのキャラクターとの関係は?
- ドラケンの人気は?
- アニメ「東京リベンジャーズ」ドラケンのまとめ
ドラケンが登場する人気アニメ「東京リベンジャーズ」とは
フリーター&童貞と冴えない人生を送っていた、26歳の主人公の花垣武道(はながき たけみち/タケミチ)。ある日、中学時代の恋人だった橘日向(たちばな ひなた/ヒナ)が巨悪組織・東京卍會(とうきょうまんじかい)の抗争に巻き込まれて死亡したことをニュースで知ります。タケミチ自身も何者かに駅のホームから突き落とされて死を覚悟したところ、目を覚ますとそこは天国ではなく、12年前の過去にタイムリープしていました。
タイムリープ能力に目覚めたタケミチは、恋人だったヒナを助けるため、そしてイヤなことから逃げ続けてきた自分を変えるために、現代と過去を行き来しながら奔走します。アニメ「東京リベンジャーズ」は、臆病なタケミチが勇気を振り絞って過去の東京卍會に近づき、みんなの運命を変えようと奮闘するリベンジヒーロー物語です。
アニメ「東リベ」ドラケンの基本情報!声優や誕生日など
アニメ「東京リベンジャーズ」の物語に第3話から登場するドラケン。東卍(トーマン)の総長・マイキーの大切な相棒であり、副総長としてマイキーと東卍を支える重要な人物です。
ドラケンは、金の辮髪にこめかみには“龍の刺青”を入れ、非常にインパクトのあるスタイルをしています。これらはドラケンのトレードマークとして広く認知されているようで、第3話で初登場したときに、溝中五人衆の千堂敦(せんどう あつし)が「金の辮髪。こめかみに龍の刺青(スミ)…東京卍會副総長!!」と、髪型と刺青からドラケンを特定しているシーンがありました。
また、モノクロのアーガイル柄の上着も、ドラケンのトレードマークとなっています。Twitterでも「オシャレ」「(ドラケンの)上着欲しい」と大変話題になり、アニメイトの受注生産商品プロジェクト「animate LIMITED SELECTION」から商品化されました。ファッションを真似する熱心なファンがいるほど、人気の高いキャラであることがわかります。
ドラケン(龍宮寺堅)の基本情報【プロフィール】
■身長:185cm(過去)/185cm(現代)
■体重:75kg
■年齢:15歳(中3、過去)/27歳(現代)
■誕生日:1990年5月10日
■星座:おうし座
■血液型:O型
■イメージカラー:ピンク
■好きなもの:バイクいじり
■嫌いなもの: 香水付けすぎのおじさん
■特技: 人生相談(毎日店の子の話を聞いてるから)
■尊敬する人、憧れの先輩:佐野万次郎
■苦手な人、怖い人:一虎
■夢:下半身をバイクに改造したい
■武勇伝(または失敗談):寝てるマイキーをおぶったまま暴走族を一個潰した。
■お気に入りの場所:渋谷の道玄坂付近
■ある日の日常(起床から寝るまで):マイキーを起しに行って、学校に行くか、他校の不良を潰しに行くか、バイクをいじるか、マイキーのその日の気分で。
(出典:東京卍リベンジャーズ キャラクターブック 天上天下)
大柄で目立つドラケンの、気になる身長はなんと185cm。中学3年生の時点ですでにここまで上背があり、恵まれた体格をしていることがわかります。いつもよくいるマイキーの身長は162cm。23cmもの身長差がある2人ですが、この2人の関係性と身長差も、ファンから「最高すぎ」「そこが萌える」と好評のようです。
ドラケンの基本情報【アニメ版声優】
2022年6月19日、ドラケンの声優が福西勝也(ふくにし まさや)さんになると発表されました。なお交代前に声優を務めていた鈴木達央(すずき たつひさ)さんの降板については、2021年12月27日に発表されていました。
また公式サイトにて「発売予定のBlu-ray BOX、7月以降の放送や配信などにつきましても順次、龍宮寺堅のキャストは福西勝也さんとなります」とアナウンスされています。
福西さんの代表作は、「ハイキュー!! TO THE TOP」理石平介(りせき へいすけ)役、「呪術廻戦」本田(ほんだ)役などです。
そしてドラケンの少年期の声を演じているのは、石上静香(いしがみ しずか)さん。代表作は「ダンベル何キロ持てる?」の上原彩也香(うえはら あやか)役、「魔法陣グルグル(2017年版)」のニケ役などがあります。
ドラケンの基本情報【実写映画版キャスト】
実写映画「東京リベンジャーズ」でドラケンを演じているのは、俳優の山田裕貴(やまだ ゆうき)さんです。総合エンタテインメント「HiGH&LOW」シリーズでは、村山良樹役を演じました。「映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』」や、映画「ONE PIECE FILM RED」では声優を務めています。
女性ファッション雑誌『ViVi』の人気投票企画『2022年上半期 国宝級イケメンランキング』ADULT部門(30歳以上が対象)では、初めて1位になりました。NHK 連続テレビ小説「ちむどんどん」にも出演しています。
映画「東京リベンジャーズ」では、原作を“完コピ”しているレベルと話題になり、YouTubeで披露された山田さんの“断髪式”の映像も反響を呼びました。
ミニ知識:ドラケンのヘアセットはどうやっている?
ファンからも「髪型難解すぎる」といわれているドラケンの髪型。第13話の銭湯シーンでは、辮髪を解いた姿が披露され、髪を下ろすとセンター分けの長髪スタイルになることが判明しました。いつも自分で辮髪を整えているようで、「東京卍リベンジャーズ キャラクターブック 天上天下」では辮髪の作り方とコツが図解で掲載されています。ここからは「漢のヘアセット術!!」と題されたドラケンスタイルの作り方を紹介します。
STEP 1:髪を高い位置でひとまとめにする。
STEP 2:まとめたら、3束に分ける。
STEP 3:根元からキツめに三つ編みをする。
STEP 4:あとは前から一束だけ引っぱり出して前髪を作り、ワックスで生え際を整える。
これで完成です。
キレイに作るコツは、三つ編みをはじめる際に“根元をピン留めする”とのことです。真似してみたい方はこの手順で試してみてください。
ドラケンの過去とは?
ドラケンの生い立ちは、アニメ第6話にて描かれます。ドラケンは渋谷の風俗街で生まれました。父親は不明、母親は風俗嬢で、ドラケンが2歳のころに母親も失踪。以来、ドラケンはファッションヘルスに住み、そこで働く従業員たちに育てられました。ドラケンの大人っぽい性格は、この生い立ちが影響しているようです。
マイキーとの出会いは小学5年生。そのころのマイキーは暴走族の総長を倒して、すでに噂になっていました。一方ドラケンは不良の鮫島(さめじま)一派とのケンカに負け、仕方なく従っていました。ある日、鮫島の命令でマイキーを呼び出し、そこで初めてマイキーと出会います。背が低く子供っぽいマイキーの意外な外見に驚きつつも、一瞬で不良中学生を倒す姿に、「すげぇ!! 格好いい…」と感動した様子が第6話で描かれていました。
ドラケンとマイキーとの関係は?
ドラケンとマイキーは、東卍の総長と副総長の関係であり、唯一無二の相棒です。ドラケンはマイキーを尊敬し、マイキーからは親しみを込めて「ケンチン」と呼ばれています。
マイペースで子どもっぽい面を見せるマイキーですが、そこはドラケンがサポートしています。第5話では、お子様セットに旗がないと拗ねるマイキーにサッと旗を差し出し、さらに満腹になってお店で寝てしまったマイキーを、「しょーがねーな」とあきれつつもおぶって帰るシーンがありました。
ドラケンは心からマイキーを尊敬していますが、妄信しているわけではなく、きちんと意見を言える関係です。第6話~第8話の「8・3抗争」直前では、マイキーと対立しても主張を曲げないドラケンの姿が描かれていました。マイキーや東卍を想うからこそ、正しいと思うことには筋を通す、ドラケンの男らしさが垣間見えたシーンでした。
マイキーに対しても強く言える人柄だからこそ、マイキーもドラケンに絶大な信頼を寄せているようです。2人の関係性は「東京卍リベンジャーズ キャラクターブック 天上天下」でも解説されています。
ときにドラケンがマイキーを諭すこともあります。第5話で東卍と愛美愛主(メビウス)のいざこざに巻き込まれた女性のお見舞いにいったとき、女性の両親に理不尽に責められる場面がありました。ドラケンは「一般人には決して迷惑はかけない」という不良のポリシーを掲げていたため、キレそうになるマイキーを制し、頭を下げて誠心誠意謝罪しました。納得できないマイキーに「一般人に被害出しちゃダメだ。周りの奴泣かしちゃダメだ。下げる頭持ってなくてもいい。人を想う“心”は持て」と諭しました。
このセリフを受け、マイキーは「ゴメン。ケンチン。オレ、ケンチンが隣にいてくれてよかった」と反省しています。ドラケンは単なる相棒ではなく“マイキーの心”であり、またマイキーに足りないモノを補っている重要な存在であることがわかるエピソードでした。
ドラケンとエマとの関係は?
エマは、タレ目で目の下にホクロがある、大人っぽい女の子です。第5話で過去にタイムリープしたタケミチの前にいきなり下着姿で現れるという、インパクトのある登場をしました。エマはドラケンに恋をしており、嫉妬してもらうためにタケミチを誘ったり、可愛い浴衣姿を見せたりなど、ドラケンを振り向かせるために奮闘していました。
第23話ではマイキーに「大好き」と抱きつくエマをタケミチたちが目撃し、ドラケンから乗り換えたのではと一時、騒動になりました。しかし、その後にエマがマイキーの妹であることが発覚。ドラケンやマイキーと親しい理由が明らかになりました。
エマは片思いだと思い込んでいますが、「東京卍リベンジャーズ キャラクターブック 天上天下」によると、実はドラケンもエマのことが大好きとのこと。それを裏付けるように、第23話ではドラケンの部屋にエマの写真が飾られている様子が映り、タケミチから「なんだかんだ大事にしてんスね」と突っ込まれるシーンがありました。第三者(タケミチ)の目から見ても、ドラケンとエマの関係は、エマが一途に思い続けていればいつか付き合えそうなほど、いい感じのようです。
ドラケンが死亡するルートとは?
ドラケンは愛美愛主とのあいだで起きた「8・3抗争」中に、マイキーと内部分裂したところを、清水将貴(きよみず まさたか/キヨマサ)に刺されて死亡する運命でした。ドラケンが死亡したルートの現代では、マイキーの“心”の役割を担っていたドラケンがいなくなったことでマイキーが闇落ちしています。それが原因で、東卍は極悪非道な犯罪組織へと変貌しました。
この死亡ルートを計画・先導していたのは、マイキーの相棒の座を狙っていた稀咲鉄太(きさき てった)です。マイキーの相棒であるドラケンを排除するため、喧嘩賭博でドラケンにメンツを潰されたキヨマサをけしかけたのでした。
ドラケンはキヨマサに一度刺されますが、タケミチがキヨマサを失神させ、仲間とともに救急車が来るまでの時間を稼ぐことで死亡ルートを回避しました。ドラケンはどうにか生き残ったものの、現代では死刑囚となっています。しかし、8.3抗争を切り抜けたことで、ドラケンが死亡してしまうルートはいまのところ回避できているようです。
ドラケンとほかのキャラクターとの関係は?
ドラケンと主人公のタケミチとの関係は、“マイキーと共に親友として接するように”なったと「東京卍リベンジャーズ キャラクターブック 天上天下」で解説されています。ドラケンは、いざという時にきっちりと気合を見せるタケミチを気に入っているようです。
さらに、ドラケンは東卍の創設メンバーの前・壱番隊隊長の場地圭介(ばじ けいすけ)、弐番隊隊長の三ツ谷隆(みつや たかし)、参番隊隊長の林田春樹(はやしだ はるき/パーちん)の3名とは創設時から仲が良く、信頼関係で結ばれています。
ただ、同じ東卍の創設メンバーだった羽宮一虎(はねみや かずとら)に対しては、基本情報で触れたように、ドラケンにとって「苦手な人」または「怖い人」に分類されています。創設時はほかのメンバーと同様に仲が良かった様子が第15話~第16話で描かれていました。しかし、一虎がマイキーの兄を殺害した事件を境にマイキーを逆恨みするようになってから、一虎に対してマイナスの感情が芽生えてしまったと考えられます。
アニメ内で様々な不良と戦ってきたドラケンですが、とくに熾烈なケンカを繰り広げた相手がいます。それは芭流覇羅(バルハラ)の副総長の半間修二(はんま しゅうじ)です。第18話~第22話を通して描かれた芭流覇羅との抗争「血のハロウィン」では、ケンカの強いドラケンに決して引けをとらず、苦しめる様子が描かれていました。
ドラケンの人気は?
ドラケンは、「週刊少年マガジン」2022年47号で発表された人気投票にて第9位にランクインしました。男気あふれる性格と、10人の敵を一気に倒すほどの喧嘩の強さで、連載開始当初から高い人気を誇っていたキャラクターです。しかし、最後の人気投票では、1980票で第9位という結果になり、「思ったより低い」と感じた人も多かったようです。SNSでも、「もっと上かと思った」など、驚きのコメントが数多く寄せられました。
圧倒的な強さとカリスマ性を持つマイキーをサポートし、ときには諫めるなど唯一無二の存在であったドラケンは、現代の東京卍會の暴走を止めるために重要な人物として描かれていました。「東京リベンジャーズ」といえば、マイキーと並ぶドラケンをイメージする人も多いでしょう。主要キャラではありますが、人気投票の時期とストーリーの兼ね合いで、順位が意外と低いところに落ち着いたのかもしれません。
アニメ「東京リベンジャーズ」ドラケンのまとめ
ドラケンは東卍やマイキーにとって欠かせない存在です。大柄な体格を持ち、1人で戦局を覆すほどケンカが強く、東卍の副総長として確かな実力を有しています。不良ですが決して横暴ではなく、人の心を大切にし、気高いポリシーを持っているキャラです。
マイキーにもっとも近しい人物であり、それゆえにマイキーの闇落ちに深く関わる人間の1人でもあります。アニメではドラケンの未来は死刑囚のままで終わっていますが、原作ではタケミチがタイムリープを繰り返し、ドラケンの未来がさらに変化しています。いつかアニメの続編でも、別の未来を描いたドラケンの姿が披露されるでしょう。
(C)和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会
(C)和久井健/講談社 (C)2020 映画「東京リベンジャーズ」製作委員会
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