そして60年代。スカイラインシリーズが世界の自動車業界を揺るがす出来事を起こしたという。交通コメンテーターの西村直人氏は「当時の大スポーツカーのポルシェを7周目のヘアピンで抜き去った。この時には、会場にいた観客たちが沸き立ったと言われている」と解説した。
1964年に鈴鹿サーキットで行われた第2回日本グランプリでは、ポルシェを抜いた。これは日本自動車史に刻まれる快挙で、西村氏は「優勝こそ逃したが2位から6位はスカイラインが独占。これもこのあとのスカイライン人気を高めたきっかけ」と語った。
そして日本がバブル経済をむかえた1989年に発売されたスカイラインGT-R・R32については、「ニュルブルクリンク、そこの北コースで当時最速の8分24秒を記録している。1964年は負けたが1989年はひるがえした。ついにここまで来たんだなと、当時私も学生だったがびっくりした」とドイツのサーキットでの出来事を紹介した。
このR32モデルを皮切りに、スカイラインGT-RはR33、R34と姿を変え、現行モデルのR35へと受け継がれていく。この大人気となったスカイラインだけでなく 80年代後半から90年代初頭にかけ 日産はシルビア、シーマなど魅力的な車を発表し続ける。
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