これを見たロシアでは、メドベージェフ副議長が「恩知らずな豚が、豚小屋の主人からしっかりと平手打ちをくらった」、外務省のザハロワ報道官が「(ゼレンスキー氏は)何が起きているのかの見極めができない人物で、誰に対しても無礼で、暴言を吐き、餌をくれた手にかみつく。政治的、外交的に完全な失敗だ」と発言。
ゼレンスキー氏は謝罪を拒否したものの「遺憾」の意を表した。また、前線のウクライナ兵士が、アメリカへの感謝をSNSに上げるなどの“後始末”に追われている。これに舛添氏は「ゼレンスキー氏は外交ルールを知らなさすぎ。通訳を使わなかったのが最大の原因だ。ウクライナ外務省は何をやっているんだと言いたい」と語る。
アメリカとの交渉が決裂したゼレンスキー氏は、その足でイギリス・ロンドンへ向かった。スターマー首相は「我々は必要な限りウクライナと共にある」と発言。フランスのマクロン大統領は、「アメリカが我々の側にとどまると信じたいが、そうでない場合に備えなければならない。フランスの核兵器による抑止力を、ドイツなどヨーロッパの同盟国に拡大することについて議論を開始する」と一歩踏み込んだ。
およそ1カ月前、ゼレンスキー氏はドイツ・ミュンヘンで、「欧州軍」を創設すべきだと演説していた。「トランプ氏はヨーロッパをビジネスの市場と見ているが、同盟相手としては不明だ」とし、自分より先にプーチン氏と会談する危険性を指摘するとともに、“ウクライナ抜き”の停戦・和平交渉をけん制していた。
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