舛添氏はミュンヘン会談になぞらえて、「ヒトラーがプーチン氏、チェンバレンがトランプ氏にあたる。ウクライナは蚊帳の外で、プーチン氏とトランプ氏が『俺らが決めよう』となる。(ミュンヘン会談では)『チェコはいい』と(外して)ヒトラーとチェンバレンが決めた。『ここでガタガタいうと戦争になるからチェコスロバキアはヒトラーの言うことを聞きなさい』と飲ませたのを“ミュンヘンの宥和”と呼び、チェンバレンもダラディエも『おかげで戦争が避けられた』と自国で評価された」と紹介する。
しかしながら、「(戦争を)やめると言ったのに、翌年3月に軍事侵攻して、(ヒトラーはチェコスロバキアを)全部ドイツ領にした。そこでチェンバレンは『だまされた』と目が覚めた。次はポーランドへ侵攻すると決まっていて、イギリスとフランスは今度やったら我々も一緒に戦うとポーランドと安全保障条約を結んだ。それでもドイツは9月に軍事侵攻し、ポーランドを地図上から消し、その後フランスまで占領した」。
ドイツのポーランド侵攻が成功した理由として、「隣接するソ連のスターリンと図って、『ポーランドを半分ずつ分けよう』とした」ことがあるという。「それと同じことが、いま起こりつつある。ウクライナはいくら侵略だと言っても、『涙流せ』と終わらせる。それ(ミュンヘン会談の教訓)が分かっていたら、(ゼレンスキー大統領は)偉そうなことを言ってはダメだ」。
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