「日本だと1万6000円のお酒が100万円以上で売れる。ブランド認知度が上がった日本酒が世界に出ていくと、海外だと高級だというところから、まさに模倣品というか偽物(をつくる対象)として狙われるようになった」(SBIトレーサビリティ・輪島智仁社長、以下同)
近年、海外での販売価格が高騰している日本酒。偽物が出回れば、その信用や価値も落ちてしまうため、酒造メーカーは頭を悩ませている。そこで、SBIトレーサビリティが提供しているのが最新技術を活用した偽物対策だ。
「ブロックチェーンという技術を使っており、これは何か証明するための情報だ。いつ、どこで製造して出荷した日本酒なのか、そういった情報自体を高度な暗号技術を組み合わせて、改ざんができないような状態で担保することができる」
スマホで“本物”がわかる?
本物であるという情報と組み合わせるのが、スマホのタッチ決済やマイナンバーカードで活用されているICチップを使ったNFC(=近距離無線通信)だ。
「ICタグの専用のリーダーというのは、今世界で流通しているスマートフォンに大体標準で実は内蔵されている。お手持ちのスマートフォンでICタグにタッチしていただくとその瞬間に、ICタグからスマートフォンを経由して、私たちのブロックチェーンの基盤のところに、ICチップに内蔵されている固有の番号が飛んでくる」
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