変わろうとしている名古屋入管。しかし、収容の現場の実態は見えないままだ。

「入管の力の源泉は、中身をブラックボックスにしていること。分かってしまったら、あんなことできない。人権侵害や差別を中でやっている。それを明るみにしないということが、入管の今のやり方を維持するための不可欠な条件だ」(ウィシュマさんの遺族代理人・指宿昭一弁護士)

「ブラックボックスが、少しずつ透けて見えるようになってきている。実際、日本で暮らす外国人がこれから増えてくる。増えてこないと日本の社会が成り立たなくなってきている。その中で、これ以上日本にいてもらっては困るという人が出てくる。そういう人たちをどうしたらいいのか、社会の制度をどうしていくのかを、国民全体でもっと考えられるような材料を提供しないといけない。それは申し訳ないが、医者の役目ではない」(間渕医師)

※2024年7月20日地上波初放送
(名古屋テレビ放送制作 テレメンタリー『入管ドクター』より)

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