両者の研究の進化により、増田八段は「今後どんどん増えてくるんじゃないかなと思います」と強調。「今度の王位戦も、千日手シリーズで長時間の対局になるんじゃないかなと思います(笑)」と苦笑いを見せる場面もあった。
七冠保持者の藤井名人は王位戦の開幕を前に、あす3日からは杉本和陽六段(33)を挑戦者に迎え、棋聖戦五番勝負で6連覇を目指す。この五番勝負では振り飛車党の杉本六段とあり、永瀬九段とはまた違った熱戦が期待できそうだ。「名人戦の2日制と棋聖戦の1日制でだいぶ変わってくるので、切り替えて臨みたい」と語る藤井名人は、次なる戦いでどのような名局を生み出すのか。期待は高まるばかりだ。
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