6月12日、IAEA国際原子力機関でイランが核査察の受け入れに違反していると認定する決議も採択。攻撃はその翌日に行われた。イランの国連大使によると、イスラエルの攻撃を受け死亡したのは78人。そのうち、30人は子どもだったという。イスラエルを支援するアメリカを「共犯者」と批判した

 さらに、イランは報復として、およそ200発の弾道ミサイルを発射。イスラエルメディアによると、これまでに9発のミサイルが迎撃されずに住宅地などに着弾。およそ70人がケガをし、3人が死亡したという

 イスラエルの国防相は「イランは一線を越えた」と述べ、大きな代償を払うことになると主張した。そして、トランプ大統領は「次の攻撃はさらに残虐なものになるだろう。手遅れになる前に交渉のテーブルに着くべきだ」と警告した。

 6月15日(日本時間)時点で、双方の攻撃の応酬が続いており、100人以上がケガをし、30人以上が行方不明で、現在も救助活動が続いているという。

イランへの攻撃に踏み切った背景
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