立ち合い強烈な圧力で前に出たのは大翔鵬。だが土俵際で耐えた長内は押し返すと、もろ差しで胸を合わせて果敢に攻めていった。大きな大翔鵬が組み止めると、なかなか攻めきれず、しばらくこう着状態に。大翔鵬に腕と首を極められ、抱え込まれるような格好となった長内は身動き取れず、押し込むこともできずに時間ばかりが経過していく。白熱した相撲に客席からは拍手が沸き起こった。
頭をつけて苦しい体勢の長内は「ハァハァ」と肩で呼吸する必死の展開。再び客席から拍手が沸き起こると、最後は長内がジリジリと寄っていき、「もう厳しいな」という諦めの雰囲気を一掃するように豪快な下手投げで大翔鵬を裏返した。衝撃的な結末に、館内には地鳴りのような大きな歓声が沸き起こった。勝った長内は2勝目。敗れた大翔鵬は2敗目を喫した。
小よく大を制した衝撃的な一番。館内の“諦め”の空気を一変させた長内の豪快な下手投げに、ABEMAの視聴者も「すごい!」「かっこいい!」「感動した」「頑張った」「やるなあ」と喝采を送っていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
この記事の画像一覧2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗


