勝利した佐藤九段は、「序盤から創造的な趣向を凝らした指し方をされた。中盤で角を引いたあたりの攻めが繋がっていったので、その辺からペースを握れたと思う。長い時間でやってもわからない、要素の多い将棋だった」とコメント。一方、伊藤叡王は「序盤はやってみたい出だしから相居飛車のじっくりした将棋になったが、仕掛けの周辺でペースを握られてしまったと思う。そのまま押し切られる展開となってしまった」と一局を振り返っていた。
この結果、佐藤九段の準決勝進出が決定。今期のJT杯は、佐藤九段のほか、渡辺明JT杯覇者(41)、藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋聖、棋王、王将、23)、永瀬九段の4人で争われることとなった。
JTプロ公式戦は前年覇者、タイトルホルダー、賞金ランキング上位者から12人が選出されるトップ棋士たちによるトーナメント戦。持ち時間は各10分、切れたら1手30秒未満、各5分の考慮時間。
(ABEMA/将棋チャンネルより)






