舛添氏が緊迫するイラン情勢について解説する。「(イランの)体制を転覆させるのがトランプ氏の目的だが、すぐそれが可能かどうかはまだ不透明だと思う」。

「(アメリカは)昨年の暮れ辺りから細かくこの攻撃の準備をしてきたみたいだ。外交交渉をやっているが、カモフラージュで相手を安心させた上でやっている。まさか外交交渉をしている時にやらないだろうと。昨年の6月も同じやり方でやった。断言はできなかったが、先週の時点で『ほぼやるだろう、時間の問題だ』と申し上げた次第だ」

 トランプ大統領の攻撃の目的は何なのか。「1つは、何度もトランプ氏が演説で言っているように、『核兵器を絶対にイランには持たせないよ』ということ。そしてミサイルも持たせない。それからもうテロを支援してきている。イランのイスラム革命から47年経っているが、あの時にはアメリカ大使館で人質を取られたりして、全アメリカ人がイランを嫌いになっている。だから、この体制をひっくり返すことを、絶好のチャンスが来たと。昨年の暮れに、イランの市民が街頭に出て『飯が食えない』『経済をなんとかしてくれ』と立ち上がって、何千人も殺されたわけだ。チャンスが来たというのは、これで方針転換したのだと思う」。

 イスラエルが先制攻撃したが、舛添氏は「これは周到に準備して、エイブラハム・リンカーンに加えて、2隻目の空母ジェラルド・フォードも地中海まで来ているし、軍事力をあそこに集中させているのも公表して圧力をかけているので、時間の問題だった。そして、とにかく外交交渉をやりながら、騙しながらやったということだ」との見方を示した。

 攻撃された場所については「核やミサイルの開発施設がある場所だ。テヘランが北の方にある。そして、コム、イスファハーン、ケルマーンシャーなど、全部これらは素晴らしい絨毯の生産地だが、同時に核施設がある。こういうところを一斉に攻撃したと。だから、目的は核を絶対に持たせないということだ」と説明した。

 ハメネイ師が殺害されたことについては「体制転換に繋げたいということで、ハメネイ師だけでなく国防大臣も軍の司令官も殺した。その他、要人が相当死んでいる。ピンポイントで彼らのいるところを目がけて殺しているので、体制転換を進めるということに尽きる。ハメネイ師を殺したことはシンボリックなことだと思う。しかし、今後新しい体制をどう作るのかは、そんなに簡単ではないと思う」と語った。

トランプ大統領の思惑は「中間選挙に勝つため」
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