なぜこのタイミングでの攻撃なのか。「これは秋の中間選挙が念頭にあるわけだ。ここのところ支持率がどんどん下がっていて、支持が4割、支持しないが6割に上がってきている。そして、いろいろな問題が起こってきているので、戦争ということになるとそっちにみんなの注意がいくし、『よくやった』と、これでうまく成功すればノーベル賞ものだみたいな話になるわけだ。一方で、ウクライナは自分が政権を取ったら24時間以内に片付けると言って片付けていないわけだ。だから、とにかく得点を積み上げていって中間選挙で勝ちたいという」

「それとともに、エプスタイン文書が出てきて、クリントン夫妻を召喚して議会で証言させた。それならトランプ氏だって付き合っていたじゃないの?と、なんであなたは証言しないんだということが出てきている。このエプスタイン問題は、世界中で大きな問題になっているけれども、今回のイラン攻撃でそっちの方が大きなニュースになると、相対的に消える可能性があるわけだ。全ては中間選挙に勝ちたいと。だから、イランの方でうまくいってノーベル賞候補になったぞというと選挙に負けないで済む。アメリカも日本も同じだが、選挙に勝つためにどうするかを政治家は常に考えて、全部そういう中でうまくスケジューリングを組み込んでいる。さすがだなという感じ」

 この戦いはいつまで続くのか。「ここまで来れば体制をひっくり返すところまでいくと思う。例えば、アフガニスタンを見たらわかるけれども、失敗してアメリカが手を引いた。そうしたらまたタリバンになってきた。こういうことは絶対に避けないといけないけれど、ハメネイ体制でない体制、例えば野党とかいろいろな運動組織があって、体制を転換させて自分たちが政権を取る準備をしているような組織があるかというとない。だから、これを作るのは時間かかるので、どう転んでもしばらくは混沌とした状況が続く。したがって、ホルムズ海峡の閉鎖とかも実質閉鎖されていると思うが、日本に来る原油はここを通るから、値段が上がるとかいろいろな影響が出てくるので、長期化しないことを祈っているけれども、やっぱり長期化せざるを得ない。そういう危惧の念を持って眺めている」と解説した。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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