「万博EVバスの墓場」補助金40億円投入も放置…なぜ採用?「中国では販売できない安全性」「バスの形をして走ればいいレベル」ジャーナリストが解説

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 万博でEVバスを運転していたドライバーAさんは「『この(ブレーキ)ホース出ていていいのとか、こんな剥き出しでいいの』という部分は、日本メーカーのバスではあまりないことかとは思うんですけど…。石が回転で跳ねて当たり、切れることは起こると思う」と話す。

 Aさんによると、車体の設計よりも、EVと一般的なディーゼルエンジンのバスの違いがあまりにも大きいという。「EVは加速がとりあえずいい。トルクが強いので。アクセルを踏みすぎると、車内でお客様が転倒してしまうぐらいの勢いの力はある。もう全然加速が違う。アクセル・ブレーキは本当に機敏。ブレーキは、私たちが『こうしたら減速するであろう』というのと、コンピューターが減速していこうとするのと、ちょっとした相違が起こってくる。感覚的にここまでで良い具合に止めようと思っても、なかなかその通りにいかない。そういう癖があるのも事実だ」。

 しかし、EV車ならソフトウェアで挙動を調整できるはずだが、現実はそうではなかった。「メンテナンスの方も日本語があまり無理な方が多かった。だから私もスマホ翻訳を使って、『ちょっとここおかしいんだけど』と直接言うこともあった。『ここ直しておいて』と言って『わかった』が、その意味のわかったなのか何なのか。中国語が話せないながらのコミュニケーションをしているつもりでも、うまくできない部分もあった」。

国や地方行政の補助金が1台につき最大3000万円以上設けられていた
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