長友の経験値が必要になる

6日に日本代表が対戦することになるブラジル代表。ワールドカップ・カタール大会までに対戦する相手としては最もレベルの高い国であり、今の日本の実力を確かめることができる。

そんな森保ジャパンだが、右サイドバック不足に陥っている。山根視来、菅原由勢、冨安健洋の3人がいるが、菅原は怪我のためチームを離脱しており、そもそも冨安は招集前からアーセナルで負傷しているため、起用できる状態にない。山根は怪我をしていないが2日のパラグアイ戦で90分間戦っており、疲労が溜まっている。

そこでブラジル戦に右SBでの起用が予想されるのが長友佑都である。左SBとして招集されているが、FC東京では右で起用されることが多い。また国内メディアの報道によるとブラジル戦に向けた紅白戦でスタメン組のSBは右に長友、左に中山雄太が入っていたという。菅原や冨安が怪我をしていなければまた人選は変わっていたかもしれないが、森保監督は右を長友に任せたいと考えているようだ。

長友としては腕の見せ所だ。アジア最終予選では攻撃面での迫力不足を指摘されていたが、相手のレベルが上がるにつれて攻撃よりも守備が重要になる。守備、特に対人性能の高さは長友の強みであり、対峙することが予想されるレアル・マドリードのヴィニシウス・ジュニオールを止めることができれば、守備固めとして長友の役割が今後明確になる。

パラグアイ戦では4-1と快勝を収め、勢いを乗って6日のブラジル戦に臨む日本代表。攻撃よりも守備の時間が長くことが予想され、長友をはじめ日本の守備陣はどこまで耐えることができるのだろうか。