UEFAネーションズリーグ(UNL)2022-23のリーグA・グループ1第2節、オーストリア代表vsデンマーク代表が6日に行われ、1-2でアウェイのデンマークが勝利した。

ランゲニック新監督の初陣となったクロアチア代表との初戦を3発快勝したオーストリアは、その試合の先発からライマーとシュラーガー以外の9人を変更。カライジッチやリュビチッチ、ダビド・アラバらが先発で起用された。

一方、初戦で王者フランス代表から逆転勝利を飾ったデンマークは、その試合から先発を4人変更。ドルベリやスコフ・オルセン、デラネイ、ヴァスに代えてユスフ・ポウルセン、ブラースヴァイト、ラスムス・クリステンセン、イェンセンが先発に名を連ねた。

停電による遅延によって1時間30分遅れでの開催となった試合は、一進一退の展開が続く中、オーストリアが先に決定機を創出する。16分、アラバのロングパスを右サイドのスペースで受けたバウムガルトナーがクロスを供給。これにカライジッチが飛び込んだが、わずかに届かなかった。

対するデンマークは27分、ホイビュルクのパスを受けたR・クリステンセンがボックス右横まで持ち上がりクロスを供給すると、フリードルにディフレクトしたボールをボックス中央に走りこんだホイビュルクが右足で流し込んだ。

先制したデンマークは33分にも、ボックス左から侵入したY・ポウルセンが決定機を迎えたが、シュートは飛び出したGKペンツが左手一本ではじき出した。

1点を追うオーストリアは43分、右CKからアラバが直接ゴールを狙ったが、これは素早く反応したGKシュマイケルが両手ではじき出し、前半は0-1で終了した。

迎えた後半、オーストリアはカライジッチ、バウムガルトナー、リュビチッチを下げてグレゴリッチュ、アルナウトビッチ、ザビッツァーを投入する3枚替えを敢行。

後半立ち上がりからやや劣勢の展開が続いたデンマークは、52分にY・ポウルセン、ブラースヴァイト、ヴェステルゴーアを下げてダムスゴーア、スコフ・オルセン、コーネリウスを投入。すると58分、エリクセンのパスでDFの裏に抜け出したスコフ・オルセンが、GKとの一対一を迎えたが、ボックス左から放ったシュートはゴール右に逸れた。

その後は膠着状態が続く中、オーストリアは68分にバックパスを受けたGKシュマイケルに猛烈なプレスを仕掛けたグレゴリッチュがパスカットに成功すると、ボックス左で落としを受けたアルナウトビッチの折り返しを、最後はシュラーガーがゴールに流し込んだ。

試合はここからややオープンな展開となると、デンマークは70分にバイタルエリアでボールを受けたエリクセンがロングシュート。無回転気味の強烈なシュートはGKペンツがわずかに触り、左ポストを叩く。

対するオーストリアは74分、ダンソのロングパスからボックス内に侵入したアルナウトビッチが飛び出したGKをかわしシュートを放ったが、こちらも左ポストに嫌われた。

一進一退の見ごたえのある攻防が繰り広げられる中、再びスコアを動かしたのはでデンマーク。84分、左サイドでパスを受けたストリガー・ラーセンがボックス左手前まで切り込み右足一閃。狙いすましたシュートがゴール右に吸い込まれた。

終盤にかけてはオーストリアが猛攻を仕掛けたが、最後まで同点ゴールは奪えず。スコフ・オルセンのゴールで逃げ切ったデンマークが2連勝を飾った。