元日本代表MFの松井大輔氏が6月7日、自身のYouTubeチャンネルで最新コンテンツを投稿。6日に行なわれたキリンチャレンジカップの日本代表対ブラジル代表を振り返った。試合はネイマールの決勝PKでブラジルが1-0で勝利した。

 松井氏はまず、日本の守備を称えた。「4バックと3ボランチの7枚はすごく機能していた。全員が守備をしながらコンパクトにして、ブラジルの攻撃をしっかり防いでいた」と振り返った。

 個人では遠藤航を挙げ「代えられない。ボール回収はさすがだった」と称賛した。

 一方、攻撃については、予想以上に通用しなかったと振り返る。「古橋(亨梧)が何回かカウンターで行けると予想していたが、まったくもって難しかった。右サイドの1対1は抜けると思ったが、相手DFがしっかり守っていた」と驚きも。

【動画】ブラジル戦で見えた攻撃の課題と守備の手応えについて語る松井大輔
 ブラジル戦は無得点に終わった攻撃面の改善について、「バリエーションを増やすか、カウンター主体にするか、サイド攻撃で3人目を使うか」と3つの案を示した。

 そのうえで、選手の配置に関しては「相性もあり、組み合わせを考えるのはすごく難しい。誰と誰をチョイスすればいいのか、教えてほしい」「海外で活躍する選手が多く、組み合わせの話は尽きないのでは」と結論が出ない様子だった。

 また、ドリブラーの視点から、三笘薫とエデル・ミリトンの1対1に注目。ミリトンの対応について「身体の入れ方と手の使い方がすごく勉強になった。縦に抜けようとする三笘の右肩の前に、手をぐっと入れてきた。そうされると三笘は前に行けない。すごい攻防で面白かった」と、名手同士のバトルを堪能したようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部