明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪に所属するFWアダム・タガート(29)は、コンディション不良により7日のFIFAワールドカップ・カタール大会アジアプレーオフ・UAE戦を欠場。代表離脱の可能性も伝えられていたが、13日開催予定の大陸間プレーオフ・ペルー戦出場を目指すようだ。
タガートは昨年10月27日の天皇杯準々決勝・名古屋グランパス戦で左ヒザ前十字じん帯を損傷。母国オーストラリアでの手術やリハビリをへて、今年4月13日のYBCルヴァンカップ・グループステージ第4節・鹿島アントラーズ戦で復帰。5月以降はリーグ戦全試合でピッチに立つと、カタールW杯プレーオフのオーストラリア代表メンバーに選出されていた。
そんなタガートは1日の国際親善試合・ヨルダン戦でメンバー外になると、W杯アジアプレーオフ・UAE戦も欠場。UAE戦前日には膝の状態悪化により、代表チームから離脱する可能性が伝えられていた。
しかし、オーストラリア代表のグラハム・アーノルド監督はUAE戦後のインタビューで「タガートの膝は、2、3日で良くなると思う」とコメント。オーストラリア『AAP通信』も「タガートは来週のペルー戦に間に合わせるため、時間との戦いに臨んでいる」と報じている。
オーストラリア代表は大陸間プレーオフ・ペルー戦で勝利した場合、W杯グループリーグでフランス代表、デンマーク代表、チュニジア代表と対戦する。5大会連続でのW杯出場をかけた大一番で、タガートにチャンスが巡ってくるのか注目が集まる。