元日本代表MFの松井大輔氏が6月10日、自身のYouTubeチャンネルで最新コンテンツを公開。同日に行なわれた日本代表対ガーナ代表の一戦について語った。試合は、前半の2得点や久保建英と前田大然のA代表初ゴールで、日本が4-1の完勝を収めた。

 松井氏はまず、堂安律と久保と山根視来のコンビネーションに言及。29分に山根が挙げた先制点の場面では、右サイドを彼ら3人のパス交換で崩し、最後は山根の3人目の動き出しから生まれたと振り返る。

 ブラジル戦ではなかった突破で、「昔だと香川真司君と本田圭佑が2人で前に進んでいく。間を縫っていくというか。2人の関係でやっていたが、3人の関係でサイドを崩すのは素晴らしい」と称えた。

 続いて、左サイドで存在感を放った三笘薫について「一番止めにくい選手」と絶賛。理由として、切り返し、センタリング、前への速さと個人戦術のバリエーションが多彩な点を挙げた。

 73分に久保の得点をアシストしたシーンでの縦への突破は、その前にセンタリングと中への切り返しを見せていたからできたと推測。「ブラジル戦での教訓を生かした」「今日はすごく冴えていた」とコメントした。
 
  左サイドの三笘を活かすためには、右サイドで形を作った後のサイドチェンジによって、1対1ができるようにするべきとの考えも提示。チームの攻撃として「左は1対1をさせてあげる。右は3人、もしくは少数でうまくパスワーク。その2つがあることでバランスがすごく良い」と推奨した。
 
 また、82分の前田大然が挙げたチーム4点目にも感嘆。右サイドをドリブル突破した伊東純也のクロスに、前田が走りこんでフィニッシュ。「速すぎ。伊東君と2人で。あんな速い、ワンツーみたいなシュートを見たことがない。凄いシュートだった」と驚きを隠さなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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