日本代表を率いる森保一監督が、EAFF E-1サッカー選手権2022のメンバー発表会見を13日に行った。
国際Aマッチウィークの期間外での開催となるため、オール国内組の26名を招集。10名がA代表初選出となった。明治安田生命J1リーグで首位に立つ横浜F・マリノスから最多7名を招集した森保監督は、同クラブに所属する選手たちについて次のようにコメントしている。
「シンプルにJリーグでトップを走っているチームだということ。内容的にも、強度、インテンシティの高い試合をして、チームとしての戦術的な戦いをしながらも、個のクオリティを発揮する部分、視察させていただいている中でメンバーを決めました。個人的にも、チームとしても結果を出していることは評価しなければいけないことだと思います」
「今回は基本的にJ1の18チームを対象に、スカウティングを日ごろからしている中、さらに深くE-1選手権に向けて視察・選考をしてきました。他のチームにもたくさんいい選手はいて、選考は難しいところはありましたが、結果の部分をしっかり受け止めながら、個のクオリティを見ていくというところで選出しました。
また、J1リーグで現在4位のサンフレッチェ広島からも6名を招集。森保監督は「まず個の部分で視察を重ねている中で、いいパフォーマンスをしている選手として選ばせてもらっています。チームとしても攻守ともにアグレッシブに戦う姿勢を見せている中、チーム戦術もいい戦いをしている中での、個の輝きを放っている選手たちを招集させてもらいました」と選考理由を明かし、同クラブに所属するGK大迫敬介の印象についても語っている。
「シュートストップの反応がいい。クロス対応等、守備範囲を広く守れる、プラス我々は東京オリンピックの代表でのメンバー編成から彼の成長を見ていて、まだまだ伸び代がある。キリンチャレンジカップ、キリンカップでも成長を見られたので、今回の招集に至りました」
一方、J1リーグで現在2位の鹿島アントラーズからは招集ゼロ。そのことを質問された森保監督は、「鹿島も非常にインテンシティの高い、攻守ともにアグレッシブないいサッカーをされていると思っています。鹿島の選手たちも候補として見ている段階では、数名リストアップさせてもらいながら、試合を見てきました。実際、選考のタイミングで移籍、という理由などがあり、選べなかったところもあると思います」と回答。先日にFW上田綺世が鹿島からサークル・ブルッヘ(ベルギー)に完全移籍した影響を理由に挙げた。
森保監督は最後に、川崎フロンターレのDF谷口彰悟を主将の候補として考えていることも明かした。
大会はは7月19日から27日にかけて、茨城県立カシマサッカースタジアム(茨城)、豊田スタジアム(愛知)で開催される。日本代表は同19日に香港代表と、同24日に中国代表と、同27日に韓国代表と対戦する。