ABEMAは7月20日(水)23時より、FIFAワールドカップ開幕前の想いを激白する番組、『サッカー日本代表独占インタビュー THE VOICE』の「堂安律編」と「三笘薫編」を放送、スタジオには元日本代表・中村憲剛とTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE・RIKUが登場した。
■堂安律「究極のカッコつけなんで、カッコよくいたい」 本田圭佑のツイートに反応した真意は
堂安律の独占インタビューでは、日本代表や「FIFAワールドカップ カタール 2022」に懸ける並々ならぬ想いを明かした。ガンバ大阪で史上最年少ゴールを記録し華々しくJリーグデビューを飾ると、20歳という若さで代表初ゴール決めた若きウィングストライカー堂安は、常に理想の自分を追い求め、人と一緒を嫌う「究極のカッコつけ」だと自身を語る。
【映像】SNS騒動の真相「自分にプレッシャーをかけたかった」
今年6月、チュニジアとの強化試合では0-3と完敗後、本田圭佑の「なあ。サッカーやるなら上目指せよ。」というツイートに堂安は「日本代表のことでしょうか?」と反応。これにはスタジオにいたRIKUも「ひやっとした」と驚きをみせた。ただ堂安としては、率直に日本代表のことについて言っているのか気になったと話し、本田に嚙みついているという世論の解釈については「間違い」だと一掃する。本田も「見てません、どうでした?」と否定したが、堂安は「たとえ(日本対チュニジアの)試合を90分観ていたとしても本田さんは同じように感じたかも知れません。だからといってワールドカップ優勝の夢は変わりません。11月楽しみにしていてください。」と返答。その真意について、「本田氏をリスペクトしているからこそ、彼に約束して自分にプレッシャーをかけたかった」と回答した。
「FIFAワールドカップ カタール 2022」のアジア最終予選オーストラリア戦では、堂安は日本代表から落選。当時、「逆境大好き人間頑張りまーす!あ、怪我してません!!」とツイートした意味について、「怪我したから堂安外れたんだと思われるのがすごい嫌で、堂々と俺外れましたって皆に分かってほしくて」と心境を語った。同試合で日本代表は勝利を飾り、7回目のFIFAワールドカップ出場を決めたことについては、「応援してるんだけど、目は笑ってない。自分はめちゃくちゃ悔しい想いがあった」「腹立つ気持ちも出てきてた」と告白。一方で、「自分の感覚では一度も日本を助けられた感覚が無く」や「最終的に信頼できない理由がどこかにある」など自らを冷静に客観視する場面もあった。一度は落選を経験したからこそ、勝者のメンタリティーを強く意識する堂安は、「日本を俺が勝たせてやる」と熱い意気込みをみせた。
日本代表に足りない要素について、「ゼロの状態から何かビッグチャンスを作れる選手は日本人にはいない」と回答。だからこそ「1人で局面を変えるようなプレーをワールドカップという最高の舞台でやりたい」と揺るがない決意をみせた。
スタジオでは中村が「日本代表にはこういうタイプの選手が必ず必要」「人一倍ギラギラしている、こういう選手がきつい時に救ったりする」と期待。さらにRIKUが「プレースタイルはスマートな印象でしたが、その裏には熱い思いがあった」「サッカー選手のインタビューをまじまじと観ることも無いので、もっと選手のことを知ったうえでプレーを観ると、もっと面白い」とコメントした。
■三笘薫「ここで活躍できないとそれまで」 海外移籍の本音や日本代表としての熱い思いを語る 元日本代表・中村憲剛は「1人で完結する能力がある選手」と称賛
三笘薫の独占インタビューでは、これまでのサッカー人生や「FIFAワールドカップ カタール 2022」に懸ける思いを明かした。小学生の頃から川崎フロンターレの下部組織に所属していた三笘は、高校卒業後にトップチームからの誘いを断って筑波大学への進学を決断。その理由を「すぐに活躍できるイメージが湧かなかった。大学に行って試合を経験して、人としてもサッカー選手としても長期的にやっていく方が自分に合ってると思った」と打ち明けた。卒業後はプロ2年目にしてベルギーリーグで攻撃力を武器に大活躍し、日本代表招集への切符をつかむ。海外での経験について「海外に出て活躍したら、日本代表に選ばれると思って海外に行った」と語り、芯の通った戦略的な一面も垣間みえた。
また日本代表について「オリンピック世代とA代表には差があると感じていた」と本音を吐露。“シンデレラボーイ”と称されるきっかけにもなった2021年のアジア最終予選での大一番・オーストラリア戦についても回顧。日本を7大会連続ワールドカップ出場に導く2ゴールを決めた時の思いについて、「ここで活躍できないとそれまでの選手。絶対今日で決めてやると思っていた」と日本代表としての緊張感と熱い思いを振り返った。
FIFAワールドカップについて「厳しいグループですけど、日本代表として力を合わせていけば本当に勝てると思う。自分たちがここまでやれるっていう姿を色んな人に見せたい」と意気込みを語った。
スタジオでは中村が「1人で完結する能力がある選手。ドリブルで仕掛けてゴールまで行ける」と三笘の実力を称賛。さらにRIKUが「(三笘選手は)プロセスも作れる選手。この番組を通して、選手や得点の裏側にあるドラマやプロセスを知っていただけたら」とコメント。その完璧な解説に中村は思わず「解説者の仕事取られちゃいました」と感服する表情をみせた。