サッカー日本代表は27日、EAFF E-1サッカー選手権2022(旧東アジアサッカー選手権)決勝大会で韓国代表相手に3-0で勝利。この試合で解説を務めた元日本代表監督の岡田武史氏が、W杯直前のメンバー選考について持論を展開している。
日本代表は先月、W杯出場が想定されるメンバーのもとキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022計4試合を消化している。また今月のE-1選手権では、Jリーグの舞台で活躍する選手を招集。E-1選手権に出場した選手がW杯メンバーに入る可能性に注目が集まっている。
南アフリカW杯で日本代表を率いた岡田武史氏は、元日本代表の大久保嘉人氏から「W杯本大会まで時間があまりない中で、選手選考はまだ決まっていないか」と質問をぶつけられると、「だいぶ決まっているんじゃない。対戦相手も決まっていて、色々なシミュレーションをしていると思うんですよ。そのシミュレーションの中で、どういうメンバーを一番使うのか考えていると思うんですよね。今後は選手のコンディションや怪我によって変わってくると思いますよ」と回答している。
また大久保嘉人氏は「選手としては、こういう試合をしていてちょっとでもミスしたら、『あっ、ヤバい。選ばれないかもしれない』って思っていたんですよ。(W杯メンバーは)ほぼ決まっていたんですかね」と、W杯前の強化試合における選手の心理に言及。
これに対して岡田武史氏は「ほぼ決まっているというか、今回はW杯開幕前にキャンプができない。メンバーは大きく変えられないでしょう。枠は狭いかもしれないけど、最後のピースをこのE-1選手権の代表メンバーからピックアップするのも考えられる」とコメント。E-1選手権からW杯メンバーへの滑り込みがあり得ると見解を示した。