【プレミアリーグ】トッテナム4-1サウサンプトン(8月6日・日本時間6日/トッテナム・ホットスパー・スタジアム)

 トッテナムvsサウサンプトンで起きた仰天プレーが、視聴者の間で物議をかもしている。

【映像】物議を醸した“殺人タックル”

 問題のシーンは、トッテナムが4-1でリードして迎えた64分。自陣深い位置でセーフティーにクリアを選択したアルゼンチン代表・ロメロだったが、このボールは相手にカットされ、サウサンプトンに攻め込む機会を与えてしまう。パスは、中盤のキーマン、ロメウへとわたり、彼が次のプレーを選択しようとしていると……。

 画面左、いきなり猛然と突っ込んでくる“白い影”。ロメロだ。試合を伝えていた実況・解説も思わず「うおおぉぉぉぉぉ!」と失笑まじりにうなり、「飛んでいましたね……」ともらしてしまうほどアグレッシブなアタックだった。

 ロメロは、自分がクリアしたボールを回収されると、すぐさま危険なエリアを察知し、一人、猛然と相手にアプローチをかけ、“ロングスライディング”で挟み込んだのだ。当然、対応が遅れたらピンチになる場面ではあるが、とはいえ彼らのリードは3点もある。試合を見守った視聴者も、「人間魚雷かよ」「これはあかんやろw」「どうしたよ笑笑」「蟹バサミ」「ロメロいつも荒いんよな少々」など、ラフプレーではないかとざわめいていた。

 試合はしばし中断し、審判もジャッジを確認。その間、実況・解説陣も「今のは黄色ですかね?」「まだ出てないですかね」と話していたが、正式な情報として「ノーカード」が伝えられると、解説・福田正博氏も驚いた様子と共に、「イングランドですねー。プレミアですねー」と一言。もはや、“そう解釈”しないと納得できないようなシーンだった。

 ある意味でそれは、周知の事実。福田氏のコメントを受けた視聴者も、「そっか、ここはプレミアだ日本とは違う、まぁプレミアだもんな笑」と、なぜか納得していた。

 図らずも、魅力の一つであるフィジカルコンタクトの強さが露見した試合。ロメロを中心に守備も機能したトッテナムはそのまま4-1とし、ホームでの開幕戦に勝利した。(ABEMA/プレミアリーグ)