世界最高の選手の1人と評されるアルゼンチン代表・メッシと、兄弟のように過ごしてきた元アルゼンチン代表・アグエロとのエピソードが多くの人の胸を熱くした。
8月14日(日)に放送されたW杯特別番組『FIFA ワールドカップ64~やべっち×吉田麻也SP対談!~』において、EXITのりんたろー。が「3分でわかる世界のサッカー超人」コーナーを進行。そこで、“神の子”メッシが紹介された。
バルセロナ時代、10回のリーグ優勝、7回のコパ・デル・レイ制覇、チャンピオンズリーグは4度制覇。個人としても、世界最高の選手に贈られる栄誉「バロンドール」を歴代最多の7回も受賞するなど、タイトルを総なめにしてきた生けるレジェンドだ。
そんなメッシと共に、アルゼンチン代表のアンダーカテゴリー時代からプレーしてきたのがアグエロだ。2人は兄弟のように多くの時間を共有し、2005年にFIFA U-20ワールドカップを制覇し、2008年の北京オリンピックでは金メダルを獲得した。フル代表でもコパ・アメリカ2021のタイトル獲得など、多くの歓喜の瞬間を分かち合った。
しかしアグエロは、2021年10月30日の試合中に胸の違和感を訴えてピッチに倒れ込み、途中交代。その後の診断で、不整脈であることが発覚し、33歳の若さで現役引退を決断した。引退会見では涙ながらに「難しい瞬間だが自分の健康のため、フットボールをやめることにした」と語るシーンが世界中に流れ、多くのファンも悲しみを覚えた。
メッシも、「アグエロと過ごした代表は特別でした。朝起きてから寝るまで一緒に過ごしていました。アグエロの引退は寂しいです」とコメント。20年もの間、代表チームで共に戦ってきた大親友の突然の引退に際して、悲しみの感情を隠すことができなかった。
ABEMAの視聴者も「あの会見は泣いちゃうよね・・・」「仲良しだったから余計にね」とコメントし、Twitter上でも「アグエロのために頑張ってほしい」など熱いメッセージが数多く寄せられた。矢部浩之氏も「素敵。本当、今日は泣きそうですね」と込み上げる気持ちを語った。
カタールW杯はメッシにとって5度目の大会。自身のパスの先にアグエロはもういない。それでも、志半ばで引退した盟友のために、2人の悲願であるW杯制覇を目指す。
(ABEMA『FIFA ワールドカップ64〜やべっち×吉田麻也SP対談!〜』)
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