■8月21日/リーグ・アン第3節 ストラスブール 1-1 スタッド・ランス

 8月21日、リーグ・アン第3節7試合が各地で行われ、スタッド・ランスはアウェイでストラスブールと対戦。サッカー日本代表・伊東純也は先発出場した。

 前節クレルモン戦に途中出場してフランスリーグデビューしていた伊東にとって、これがフランスでの初先発だった。ポジションは右ウイングで、90分間フル出場した。

 ベルギーでアシストを量産した快速ウインガーは、フランスでも脅威となることを示した。最初に魅せたのは前半13分だ。相手陣内の右サイド奥深くで快速を生かしてボールを奪取。この際、地面に倒れるも執念を見せて相手ペナルティエリア内でマイボールとする。

 この時、伊藤は角度がまったくないタッチライン際にいたが、ゴール前にいるのは相手GKだけ。そのままゴールに向かうと、相手DF陣が必死に戻ってくる中で冷静にマイナスのパスを出して味方につなぐ。味方FWバロガンはこれを右足ダイレクトで合わせてゴールを狙うが、これは相手DFに当たって阻まれてしまった。初アシストと思われた決定的な場面だった。

■後半はヘディングシュートでゴールを狙う!

 前半終了間際には、スピードを生かして相手の背後をついて1対1の場面が訪れる。伊東は倒れながら右足でシュートを放つが、これは相手GKの好守に遭って得点には至らない。13分のアシスト未遂場面同様、得点の匂いを強く感じさせる場面だった。

 伊東は後半にもヘディングシュートで相手ゴールを狙うなど、積極的なプレーを見せたがゴールやアシストに結びつけることができなかった。これには日本人ファンから以下のような悔しさを感じさせるコメントがついた。

「これ次節くらいに決めちゃうんじゃない?」
「フランスでは十分やれる」
「相変わらずえぐいな笑」
「そろそろ結果が出そうな雰囲気。次節あたりでそろそろ期待しております!!」

 フランスでも十分に通用する姿を見せつけた日本代表の快速アタッカー。ゴールを奪うまでに、時間はかからなそうだ。