【プレミアリーグ】ウェストハム0-2ブライトン(日本時間21日/ロンドン・スタジアム)

 日本代表・三笘薫が所属するブライトンの同僚でスペイン代表GKサンチェスが見せたビッグセーブ2連発は、まるでリプレイを流しているような光景だった。同じ状況で2回も決定機を止められた相手も思わず「おい、マジかよ……」と、“キョトン顔”を見せた。

【映像】デジャブのような「神セーブ」2連発

 2点を追いかけるウェストハムは83分、右サイドから攻撃を展開。イングランド人DFベン・ジョンソンが入れた鋭いクロスに、チェコ代表・ソーチェクが頭で合わせる。ゴールを襲う強烈なシュートだったが、サンチェスが横っ飛びしながら左手一本で弾き出した。

 話題になったのは、次のプレーだ。左CKを獲得したウェストハムは、イングランド人DF・クレスウェルのクロスから再びソーチェクが頭で合わせる。ドンピシャのタイミングのシュートに、誰もがゴールを信じて疑わなかった。しかし、立ち塞がったのはもちろんこの男、守護神・サンチェスだ。冷静にボールの飛び先を判断し、タイミングを合わせてジャンプ。最後は右手一本でボールを弾き出してこのピンチを脱した。

 ブライトンの選手たちは、ビッグセーブを連発したサンチェスを称える。一方、2回も決定機を阻止されたソーチェクは思わず頭を抱え、サンチェスを見ながら「おい、マジかよ……」と苦笑いを浮かべながら“キョトン顔”するシーンがカメラに収められた。

 同じ選手のフィニッシュ、同じ形のセービング。唯一違っていたのは、伸ばした手が右か左かだけ。デジャブのような光景にABEMAの視聴者もコメント欄で「再放送みたいなキーパー」「神がいらっしゃる」と興奮を隠せない様子だった。

 試合はサンチェスの活躍もありブライトンが2-0で勝利。開幕から3試合無敗とし、暫定5位と上位に付けている。また、日本代表・三笘薫は試合終了間際のアディショナルタイムにピッチに登場し、2試合連続で途中出場となった。(ABEMA/プレミアリーグ)