サイズとパス捌きが魅力だ
プレミア新シーズンではチェルシーを下した好調のリーズ・ユナイテッド。夏の的確な補強、新監督ジェシー・マーシュがチームをパワーアップさせており、2勝1分でリーグ3位につけている。
その好調の要因の一つは安定した守備陣だろう。今だ3失点しかしておらず、チェルシー戦では3-0とクリーンシートを達成した。
その中心にいるのがDFロビン・コッホだ。ドイツで長くプレイした守備者で、2020年にフライブルクからリーズにやってきた。ドイツ代表歴もある実力者で、今後はどのようなDFに成長するのか。
独『Kicker』によるとそんなコッホはドイツ代表に復帰したいと考えているようだ。2019年に初招集されてからここまで8試合に出場しているが、ここ最近は招集されておらず、直近の出場は2021年の6月デンマーク戦までさかのぼる。3月にはハンジ・フリックがコッホを招集したが、新型コロナウイルスの陽性反応が出てしまい代表チームへの合流は叶わなかった。
ドイツ代表のセンターバックでいえばアントニオ・リュディガー、ニクラス・ズーレ、ニコ・シュロッターベック、ヨナタン・ター、ティロ・ケーラーと実力者が多い印象だ。直近のネーションズリーグではズーレとリュディガー(イタリア戦4バック)、ケーラー、ズーレ、シュロッターベック(ハンガリー戦3バック)、ルーカス・クロスターマン、リュディガー、シュロッターベック(イングランド戦3バック)を使っており、4バックと3バックを併用している。リュディガー、ズーレ、シュロッターベックの3人は起用数から見ても評価が高く、コッホはこのポジション争いに割って入らないといけない。
今のドイツ代表で起用されるとすれば3バックの中央だ。フライブルク時代はリベロとして評価されており、その後プレミアへ飛躍を掴んでいる。
招集されればワールドカップ・カタール大会では日本代表と対戦することになる。190cmの長身、ボール捌きを強みとしており、強力な壁としてサムライブルーの前に立ちはだかる。ドイツ代表は9月にネーションズリーグを控えており、そこで招集されればカタール行きも現実的となるだろう。