マンチェスター・ユナイテッドは8月30日、ブラジル代表FWアントニーの獲得でアヤックスと合意に達したと発表した。
■アヤックス時代の同僚と再会
アントニーは2020年7月にサンパウロからアヤックスへ移籍。現在ユナイテッドを指揮するエリック・テン・ハーグ監督体制ですぐにプレー機会を確保し、同指揮官の下公式戦79試合に出場し22ゴール20アシストを記録した。
アヤックスによると、9500万ユーロの移籍金+ボーナス500万ユーロの合計1億ユーロ(約139億円)でユナイテッドと合意に至ったとのこと。これによりアントニーは、同じく今夏アヤックスから加わったアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスと再会することになった。
正確な左足のキックを持つリサンドロ・マルティネスが対角線のロングボールを蹴り、それを受けたアントニーが右サイドでドリブルを仕掛けるという「アヤックスコンビ」のホットライン形成が期待される。
2人の関係性で攻撃するアヤックス時代の動画を『ESPN FC』が公開すると、ファンからは「首位を狙える」などのコメントが寄せられている。
先日はレアル・マドリードからブラジル代表MFカゼミーロを獲得するなど、積極的な補強に乗り出しているユナイテッド。再び指揮官の教え子獲得によって、ここから順位浮上となるか。
■期待の一方で…
なお今回獲得で合意に至ったアントニーには期待の声が挙がる一方で、「さすがに高すぎる」とサポーターからは不満の声がSNSで寄せられている。
果たしてこのブラジル代表FWは、ピッチ上で高パフォーマンスを発揮してファンの信頼をつかみ取ることができるのだろうか。