ヨーロッパ視察中の日本代表を率いる森保一監督が2日、取材に応じた。

 11月に開幕するFIFAワールドカップカタール2022を控え、最後の国際親善試合を行える機会として9月23日にアメリカ代表、27日にエクアドル代表とドイツ・デュッセルドルフで対戦する日本代表。当初、森保監督は本大会の登録人数と同数の26名を招集する意向を示していた。しかし、9月の2試合で各試合ベンチ入りできる人数が23名から26名まで拡大することになったため、「26名プラスアルファを招集させていただき、より多くの選手の中で、より多くの幅を持って、本大会へ」とコメントし、30名ほどをターゲットに招集する方針に変更したことを明かした。

「本大会そのままのシミュレーションと当初考えていた」という森保監督だったが、「プラスで招集した方がメリットが大きいという判断」をしたとこのことで、各国リーグ戦が本大会直前まで開催されていることもあり、「不測の事態やケガなどが起こることも考えられるので、少し多めに招集させてもらい、11月へ積み上げたい」とした。

 選手を多く呼びすぎることでメンバー外の選手が多数出ることや練習における人数のデメリットもあったが、意向を変えるに至った一番のメリットとして「9月で起こることを共有できること」を挙げ、「W杯への準備が随所に出てくると思いますし、把握できること、チームで共有できることを考えて、そこが大切だと考えました。試合に出られない選手はプレーの感覚が持てないかもしれませんが、チームの準備・進行を把握できることが、本大会へのイメージ作りも大切にもなりますし、判断を変えたところが大きいです」と続けている。

 また30名招集の理由として、絞り切れないポジションがあることが大きな理由ではないと話しつつ、「前線の選手が多くなるかなと、これまでのミーティングでも感じていますが、人数を決めたらその枠の中で決断をしないといけない。いろいろな選手は試したい」と攻撃陣の選手が多くなる可能性を示唆している。

 9月のドイツ遠征で招集外となった選手の本大会招集は、可能性はあるとしつつ、「ベースは9月の活動を通じて本大会へ向けて“呼ぶ”となります。9月に何をやったかがわからず、本大会でいきなりまず振り返り、とならないように。オン・ザ・ピッチ、オフ・ザ・ピッチ、選手間の共有を含め、多くの選手に来てもらうことが11月に向けて大切なことと考えました」と、位置づけている。