ASモナコ所属の日本代表FW南野拓実(27)は4日、リーグアン第6節・ニース戦で出番がなかった。この試合でチームが勝利したこともあり、現地では同選手に対する否定的な見方が強まっている。

 南野拓実は今年6月にリバプールからモナコへ完全移籍したが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選3回戦・PSVアイントホーフェン戦の2試合に右サイドハーフで先発起用されると低調なパフォーマンスを露呈。2ndレグでは、フランス紙『レキップ』から10点満点中2点とチーム内ワーストの評価を与えられていた。

 また先月20日の第3節・RCランス戦でリーグアンデビューを果たして以降、3試合つづけて出場。今月1日の第5節・トロワ戦ではコーナーキックから移籍後初アシストをマークしていたがハーフタイムで交代されると、現地メディアからはPSVアイントホーフェン戦2ndレグ、RCランス戦につづき3度目となる最低評価を受けていた。

 そんな南野拓実は、ニース戦でベンチ入りしたものの出番なし。モナコは69分にスイス代表FWブレール・エンボロ(25)の挙げたゴールを最後まで守り切り、1-0で勝利している。

 それだけにSNSでは「ミナミノは勝利に貢献しなかった」、「ミナミノのパスミスが無かったことに注目」、「南野は弱いお姫様みたい」と、現地のサポーターから同選手に対する揶揄が上がっている。また「ミナミノはモナコの攻撃陣で最悪の選手」、「ミナミノが期待通りの動きを見せていないのは、フランスが初めてだからなのか?」というコメントも見られている。

 なおASモナコは今月8日、UEFAヨーロッパリーグ・グループステージ第1節のレッドスター戦を控えている。現地での評価が著しく低下している南野拓実に、名誉挽回のチャンスは与えられるのだろうか。