EFLチャンピオンシップ(イングランド2部)第8節が4日に行われ、日本代表DF中山雄太が所属するハダースフィールドはホームでブラックプールと対戦した。
中山が左ウイングバックで先発出場したハダースフィールドは、38分に敵陣でのボールロストからカウンターを食らって失点。後半にはコーナーキックのこぼれ球を中山が押し込んで追いついたかに思われたが、ゴールラインを割ったように見えたシュートは得点と認められず。ハダースフィールドは0-1で敗れ、1試合未消化で1勝1分5敗の23位に沈んでいる。
"A second-half Yuta Nakayama effort was judged not to have crossed the goal-line."
Frustration for #htafc https://t.co/0nDxLSYlMp
— Yorkshire Post Sport (@YPSport) September 5, 2022
ハダースフィールドを率いるダニー・スコフィールド監督は試合後、認められなかった中山のゴールに言及。イギリスメディア『BBCラジオ・リーズ』に対し、「受け入れるのは難しい。試合後すぐにベンチに戻り、映像を見返したが、明らかにゴールだと感じた。別の角度から見返しても、ボールは明らかにラインを越えていたように思う」と、判定への不満を吐露した。
さらにスコフィールド監督は、「彼(主審)は時計を指さしているので、ホークアイやゴールラインテクノロジーを踏まえた上で判断している。もしそうなら、私はレフェリーの判断を責めるつもりはない。であるならば、今回はテクノロジーが間違っていたような気がする」と言葉を続けた。
ゴールラインを割ったかどうかを肉眼で判別するのが難しくとも、ゴールの場合は『ホークアイ』社が提供するゴールラインテクノロジーが作動し、即座に主審の手元の機械へ通知が送られるシステムとなっている。ただ、2020年6月17日に行われた2019-20シーズンのプレミアリーグ第28節シェフィールド・U対アストン・ヴィラ戦においても、ゴール前に群がった選手たちによってカメラが遮られ、ゴールラインテクノロジーが正常に作動しなかったという前例があった。EFLとホークアイの今後の対応に注目が集まるところだ。