日本代表FW南野拓実(27)は新天地のASモナコで、依然として低調なパフォーマンスを露呈。11日にリーグアン(フランス1部)第7節・オリンピック・リヨン戦を控える中、ASモナコの専門サイト『ASM Supporters』が改めて同選手を酷評している。

 南野拓実は今年6月にリバプールからモナコへ完全移籍したが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選3回戦・PSVアイントホーフェン戦など数試合で低調なパフォーマンスを露呈。少なくとも3試合でチーム内ワースト評価を与えられるなど、フランス紙『レキップ』をはじめ現地メディアから批判を浴びている。

 そんな南野拓実はオリンピック・リヨン戦での招集メンバー入り。一部のフランスメディアは同選手が「4-2-3-1」の右サイドハーフで先発出場する可能性があると伝えている。

 その中『ASM Supporters』は両クラブのチーム事情や現有戦力に関する特集記事を掲載。ASモナコについて「組織的な守備を構築するのに3年間苦労したが、フィリップ・クレメントが正しいやり方を見つけた。3バックシステム変更後は2度のクリーンシートを達成している」と守備面での改善点に触れる。

 その上で「唯一の懸念は攻撃だが、特にウィサム・ベン・イェデルやミナミノのように存在感を示さない選手もいる」と言及。ASモナコが今季ここまで苦戦を強いられている要因に、FWウィサム・ベン・イェデル(32)と南野拓実のパフォーマンスを挙げている。

 なお南野拓実が不振に喘ぐ理由について、元日本代表監督フィリップ・トルシエの通訳を務めていたフローラン・ダバディ氏が「戦術面で問題があった。ブレール・エンボロやウィサム・ベン・イェデルとの理解がそこまでない。彼らはお互いに話し合う時間を取っているのだろうか」

 「モナコは2つのブロックでプレーしている印象がある。前線の3人が完全に孤立しており、3人の間でも機能不全に陥っている」とツイートしている。